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ママになってもヒールは8cm! プリクラ世代ママの日常あるある

  • 2018.11.1

「アムラー」「コギャル」「ルーズソックス」「細眉」…
この言葉に反応したあなた、もしかして、プリクラ世代(1977~1986年生まれ・32~41歳位)ではないでしょうか?


プリクラ世代は、バブルが崩壊し、超就職氷河期が訪れるなど、厳しい状況の中にあっても、新たなトレンド、カルチャーを生み出し、新たなムーブメントを築いてきました。「自分の人生は自分で切り開く!」とエネルギッシュな人が多いのも特徴。その代表格と言えば、先日引退した歌手の安室奈美恵さんが挙げられます。90年代、彼女をロールモデルとした「ギャル」文化が若者の街=渋谷を中心に生まれ全国的に広がり、時代の象徴ともなりました。

そんなプリクラ世代の彼女たちが青春時代慣れ親しんできたものって一体?そしてあれから約20年…大人になり、ママになった今でも変わらないギャル的マインドとは?

今回はプリクラ世代の中でも、90年代に青春を過ごしてきた1977年~1981年生まれ(37~41歳位)にフォーカスしお届けしたいと思います。

安室奈美恵が生んだ“アムラー”ブーム
1990年代、安室奈美恵さんを筆頭に、「ギャル」ブームが起き、新たなファッションカルチャーが生まれました。手にはポケベル、制服にはルーズソックス、私服ではミニスカに厚底ブーツといったスタイルが大ブームに! 学校帰りには、プリクラを撮りに行くことが習慣の一つで、撮ったプリクラは友達同士で交換したり、6つ穴システム手帳のシール台紙にペタペタと貼ったり…友達との大きなコミュニケーションツールにもなっていました。

今のようにスマホもデジカメもまだ普及していない時代。撮った写真を加工するなんて機能も当然ありませんでした…。プリクラやインスタントカメラでより良く写るためには、派手めなメイクがよく映えていたのです。手をパーに広げて小顔効果をもたらすポージングなどもこの頃流行っていたり…! 映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』がその当時を象徴的に描いてくれています。

いつのまにかアラフォーとなったプリクラ世代
そんな青春時代から早20年、いつのまにかアラフォーとなったプリクラ世代。結婚をしても、ママになっても、「あの頃のギャルマインドは変わらない!」と熱い気持ちを持ち続けている人が多いのも彼女たちの特徴です。特に美意識の高さは格別! ママになっても、「いつまでもステキでいたい」という気持ちがそのモチベーションとなっているようです。「10代の頃から20年間ずーっと茶髪です。髪の毛は一生染め続けるに決まっているじゃないですか!」「昔からヒールは8cmと決めていて、それは子育てをしている今も変わらない。足がキレイに見える黄金ルール!」など、こだわりを持ち続けるママさんも。



青春時代に培った美意識は大人になった今も変わらず彼女たちの礎となっています。一方で、今の時代とのギャップにとまどうことも…。当時流行ったブルーのアイシャドウなどの派手めなメイクや、こんがり焼いた小麦肌がファッションをより引き立たせていたことから、昨今の主流となっている「ナチュラル素肌系」はなんだかイマイチ…と感じている人も。

太眉ブームに違和感?



さらには太眉ブームも少し困ったもの。アムラーブームによって、細眉を整えることに一生懸命だったあの頃…「そんなに抜いてたら、眉毛生えてこなくなっちゃうわよ!」なんて親から注意され、「もう生えてこなくていいもん!」と思っていた人もいるでしょう。まさか太眉ブームが訪れるなんて、あの頃誰が想像していたでしょう。

彼女たちのDNAを受け継ぐ子どもたちに期待!



時代は繰り返すと言われているように、プリクラ世代ママたちの子どもが、高校生を迎える頃に、また細眉、ミニスカが流行るなんてこともあるかもしれません。ギャル文化を築いた彼女たちのDNAを受け継ぐ子どもたちが、プリクラジュニア世代としてこれから世に出ていく日が楽しみだったりします。

価値観や美意識の違いなど、世代のより詳しい情報はこちらで読めます!
■団塊ジュニア世代&プリクラ世代伊藤忠ファッションシステム/世代研究ラボ

(ifs/世代研究ラボ)

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