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「長男の頑張りを認めてあげられない」勝ち負けにこだわる自分がイヤ…【心屋仁之助 塾】

  • 2018.11.1
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「長男が負けるのがつらい。頑張りを認めてあげられない」という、 Nuttさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。



■ Nuttさんのお悩み

10歳の長男のことについて相談したいです。長男は真面目で負けず嫌いですが、繊細で表立って目立つ事が嫌いな性格です。幼稚園から武道を習っており、週3回、真面目に練習しています。

私は息子が武道で負ける姿を見るのがつらく、勝つと心が楽になります。ちょっとした練習試合でも動悸がして、負けるのを見ると激しく落ち込みます。いつも「勝った負けたは関係ない。全力を出せたらそれでいいのだから」と自分に言い聞かせています。

下の子もいますが、私はいつも長男にだけ“私の中にいる影の私”を通して彼のことを見てしまいます。あるがままの長男を、一生懸命頑張るただその事実だけを、どうして見られないのでしょうか。口では「勝敗は関係ない、全力投球すればそれでよいよ」と話していますが、きっと私の裏の気持ちは感じていると思います。

人生は勝ち続けることができないのも分かっています。それなのになぜ私は、息子が負ける姿を見るのがこんなにもつらいのでしょうか。息子がもし私のために頑張っているのなら、本当に申し訳ないです。私はこれからどういう気持ちを持てばいいですか?

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより

Nuttさん、ご相談ありがとうございます。

長男くんの頑張りを、ただ認めてあげたいのにできないと感じているんですね。そして、自分のために頑張ってしまっているのではないかと申し訳なく感じているのですね。長男くんのことをとてもよく考えていて、とっても優しいママさんなんだなと感じました。

Nuttさん、子どもの頃の自分を思い出してみてください。もしかして、次のような経験がありませんでしたか?

お母さんに喜んで欲しくて頑張ったのに、褒めてもらえなかった。散々頑張っていたのに、もっとできるはず! もっと頑張れ! と求められて苦しかった。勝ったり、目に見えた結果が出たときしか認めてもらえなかった…。

もしかしたら、Nuttさんは子どもの頃の自分を、今の長男くんに投影しているのかもしれません。

試しに、次の言葉を子どもの自分に戻ったつもりで、口に出して言ってみてください。

「お母さん、お母さんのために頑張ってるんだから、もっと褒めてよー!」
「お母さん、頑張ってること認めてよー!」
「負けたり、結果が出ない私だって、許してよー!」
「ほかの人より劣っている私でも、好きでいてよー!」

言ってみて、どんな感じがしますか?

負ける長男くんは許せない! ただ頑張ってるだけの息子は認められない! そんな目の前の子どもは、あなた自身なのです。もしかしたら子どもの頃のNuttさんも、同じように感じていたのではないでしょうか?

そんな経験を繰り返してきたことで、Nuttさん自身も自分を「私は頑張ったくらいでは認められない人」「私は人に勝たなければ価値のない人」なのだと言い聞かせ、そういう人として扱い続けてしまってきたのかもしれません。




子どもの頃の自分を思い出して、手のひらにのせるイメージをしてみてください。どんな表情していますか? 子どもの自分に、大人の今のあなたから、次のように話しかけてみてください。

「お母さんに喜んでほしくて、いっぱい頑張ってきたね」
「お母さんが大好きだから、喜んで欲しかったんだよね」
「それなのに、褒めてもらえなくて悲しかったね」
「どうせ頑張っても認めてもらえないんだと思って、寂しかったね」
「負けてしまったら、もっと見放されそうで怖かったね」
「勝つことでしか認めてもらえない気がして、悲しかったよね」

「あなたは、頑張っても頑張れなくても、ここにいてもいいよ」
「あなたは、勝っても負けても、お母さんの子でいてもいいよ」
「今までよく頑張ってきたね」
「今まで頑張らせてごめんね」
「あなたの頑張りを、私が一番認めてあげられなくてごめんね」
「もう、そんなに頑張らなくてもいいよ」
「もう、勝ち続けなくてもいいよ」
「あなたはそのまんまで、そこにいていいよ」
「あなたの気持ちを教えてくれてありがとう」

子どもの自分に話しかけてみて、どんな感じがしていますか?

子どもの頃の自分は「条件付きでしかお母さんに認めてもらえない」と感じてしまっていたのかもしれませんね…。

だからお母さんに認めてもらえるように「頑張るのは最低限、当たり前。勝ったらやっと、お母さんの側にいることを許される土俵にのれる」と思い続けてきたのかもしれません。それはきっと怖かったですよね、苦しかったですよね。

今、長男くんを通して感じている苦しさは、子どもの頃から感じていたのと同じような苦しさを「終わらせるため」に起きてくれているんですよ!

まずは「怖かった」や「悲しかった」を感じてあげてくださいね。そうやって、自分のどんな感情も許し、思う存分感じさせてあげることが、自分との仲直りの大きな大きな一歩になります。




次に、「お母さんは勝っているあなたしか認めてくれなかったって本当かな?」と疑ってみてほしいのです。

もしかしたら、負けた時にがっかりはしていたかもしれない。けれど、それはあなたの力を信じていたからこそ、ただ悔しかっただけかもしれない。勝ったときに喜んでいたのは、あなたと喜びを共有したかったのかもしれない。勝った、負けた、頑張った、という結果であなたを評価していた訳ではないのかもしれない…。

自分が信じていたことを疑ってみると、今まで見えなかった世界が見えてくることもあります。もしかしたら、他の誰でもないあなた自身が「負けないか? 頑張ってるか?」と自分を見張って裁いていたのかもしれない。そのことに気づけたならば、もう大丈夫です。

これからは、今までのように自分を見張り始めたら、早く気づけるようになるでしょう。気づけるようになると、「今までどおり、勝ち負けで評価する?」「それとも、負けても頑張れなくても、私は『どちらの自分でもいいよ』って私に言ってあげる?」と選べるようになっていきます。

どんな自分も自分で許せるようになってくると、あなたの映し鏡である長男くんのことも、きっと許せるようになっていきます。長男くんの試合もまったく違う目で応援することができるようになるはずです。

魔法の言葉をぜひたくさんつぶやいて、自分との仲直りの練習をしてみてくださいね。

・このカウンセラーのブログ
https://ameblo.jp/mocomocomoco510/entry-12060444209.html


(編集/外山ゆひら)

(福田とも花)

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