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「グッチ」絶好調のケリングが自社株買い 初回は380億円相当

  • 2018.10.30

「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」などを擁するケリング(KERING)が10月29日、今後1年間で自社株を1%買い戻すことを発表した。

ケリングはまず初回として10月29日から、自社株の0.5%分となる63万1000株、最大3億ユーロ(約381億円)相当を買い戻す。この買い戻し期間は最大4カ月になるとされており、買い戻し後は消却される予定だ。

同社は4月26日に行われた株主総会で、1株あたり最大480ユーロ(約6万960円)で買い戻す許可を得ている。自社株買いは一般に、発行済株式総数が減少するため株価が上昇すると認識されている。

ケリングの2018年7~9月期決算は、売上高が前年同期比27.2%増の33億1820万ユーロ(約4214億円)。「グッチ」の売上高は前年同期比34.9%増の20億ユーロ(約2540億円)で、7四半期連続で30%以上の成長を見せている。「サンローラン」が同16.5%増の4億4690万ユーロ(約567億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が同7.8%減の2億5890万ユーロ(約328億円)、その他のブランド「バレンシアガ」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などは合わせて同32.2%増の5億1640万ユーロ(約655億円)だった。

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