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すれ違いにマンネリ…必ず訪れる危機、恋愛先進国ではピンチをどう乗り越えている?【前編】

  • 2015.3.6
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女友だちと会うときにはだいたい、「彼とは最近どう?うまくいってる?」と聞くのですが、相手が悩みを抱えている場合は別。そのセリフよりも前に「ねえ、ちょっと聞いてよ」とグチor相談モードになり、その場が「恋愛相談室」に早変わりします。

バーやカフェにいるときは、バリスタさんやバーテンダーのお兄さんも相談に乗ってくれることがあるので、一人で考えていたときよりもずっと早く「これからどうするか」を決められることも多いです。

イタリアの人々を見ていると、恋愛関係でこじれてしまったときは「悩む時間は最小限、あとは行動あるのみ!」と前向きに動いていくのが早いように感じます。たとえ今の恋愛がダメになってしまっても、次の新しい恋のステップに踏み出していく行動力には、みている私のほうが元気づけられることも。そんな恋愛先進国の彼らから学んだ、ピンチを切り抜けるコツをご紹介します。

■1.すれ違い回避方法:不満や不安は一つだけぶつけてOK

金融機関(全国転勤あり)で働く彼を持つ、とある知人がいます。つきあい出してから20年以上たっているのに、かなりのラブラブっぷり。「つきあって10年くらいたったころ、別れる・別れないで大ゲンカしたことがあるのよ」と彼女から聞いたときは意外でした。

「そのころ、半年ごとに転勤を命じられるほど彼は激務を抱えていたの。会いたいときに会えないことがものすごいストレスで、彼にそれをぶつけてしまった。そうしたら向こうも爆発しちゃってね」と苦笑いした彼女。自分の頭を冷やすため、自分から半年ほど距離を取ったあと、「これからどうしていきたいか」をあらためて話しあい、復活が実現したそうです。

長くおつきあいをして相手のことをよく知っていても、気持ちのすれちがいが起こることはあります。そんなときでも、二人ともお互いの愛情を信じていれば、ぶつかり合ったあとさらに強い絆が生まれるものです。しかし、自分の不安な気持ちをストレートかつ、全開でぶつけるのは逆効果。かえって相手の気持ちを殻に閉じこめてしまうことになりかねません。

彼に対する不満や不安があったときは、ためないこと。そのつど、一番相手に理解してほしいポイントを一つだけ投げかけましょう。「あのとき○○だったからこう思って…」など、だらだらと自分の気持ちを説明しないことが肝心です。

「結局何が言いたいの?」と思われないよう、「今こういうことを不満or不安に感じている+その理由1つだけ」を簡潔に説明し、感情的になりすぎないように。パートナーは自分の鏡と心得て、落ち着いて気持ちを伝えることができれば、二人の気持ちもまた元通り以上に結びついていくことでしょう。

■2.マンネリ回避方法:サプライズをプラスしてみる

知人女性のお宅へ行ったときのことです。最近覚えたというマジックをご主人が披露してくれ、とても楽しい時間を過ごしました。「彼と一緒にいて、つまらないと思ったことは一度もないわ」と満面の笑顔でいい切る彼女を、これまたニコニコしながら見つめるご主人。

彼は「しょっちゅう驚いていると感動がうすくなるから、マジックはたまにしかやらないよ。その代わり、小さなイタズラはちょいちょいやるね」とニヤリ。立ち上がって冷蔵庫を開け、たまごを見せてくれたと思ったら、全部のたまごに顔が描いてありました。

デートコースがだいたい同じだったり、ランチやディナーがかなりの頻度で同じメニューになったりなど、「なんだかこれって前にもやったような…」と、デジャヴのように感じはじめたら、マンネリ化が始まったサインです。最初のうちはともかく、マンネリが進んでしまうと「一緒にいてもつまらない」とお互い思ってしまい、相手に興味がなくなりおつき合い終了という危険も考えられます。

とはいえ、マンネリを無理やり改善しようとしなくても大丈夫です。しょっちゅう目新しいことを探すのはお互いに疲れてしまうので、小ネタでOK。マンネリ気味なイベントやものごとに、サプライズをしこんでみましょう。

「デートの終わり際、ミニメッセージをそえた粒ガムを彼のスーツのポケットへこっそり入れる」「超リアルなふなっしーキャラ弁を持参してお泊まり」など、相手が驚いたり笑ってくれたり、「へぇ」と感心してくれそうなことでかまいません。サプライズを通して彼の心があたたかくなればしめたもの。マンネリな環境の中でも、安心して愛を育むことができるでしょう。

(金丸 標)

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