1. トップ
  2. 恋愛
  3. 人に興味がなさそうに見られる私、結婚できますか?【ひとみしょうのお悩み解決】

人に興味がなさそうに見られる私、結婚できますか?【ひとみしょうのお悩み解決】

  • 2018.10.28

“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。

〜「ぽんさん 27歳」のお悩み〜

私は、人間のこと好きなのかな?と周りに思われてしまうほど、ひとに興味がない~といった雰囲気をいつも醸し出しているそうです。 彼氏は年単位でいません。声をかけてくれる男性は、彼女持ちや既婚者で、女好きで遊んでいる男性ばかりです。 人間に興味がなさそうに見える私がいけないんでしょうけど、結婚できるのか焦りが出てきました。

〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜

人に興味がなさそうに見える人だって「わたし、結婚してます」とか、「ぼく結婚してます」と言うから、だから結婚って不思議なんですよね。結婚が不思議というか、人って不思議というか、人って見かけによらないというか、人の自己評価ほどアテにならないものはないというか。

彼女持ちや既婚者で、女好きで遊んでいる男性ばかりが寄ってくる理由

ぼんさんに寄ってくる男性が<彼女持ちや既婚者で、女好きで遊んでいる男性ばかり>というのは、そういう男性じゃないと「攻略しづらい」雰囲気をあなたが持っているからです。

男って「口説くとっかかり」がわかりづらいと、なかなか口説けないんですよね。 たとえばいつも笑顔で誰に対しても親切で、飲みに行くとボディタッチしてくる女性は、かなりの頻度で&かなり多種多様な男性から口説かれます。男からすれば「入口が明確」に見えるからです。

反対に、あなたのように、人に興味がなさそうに見える女性というのは、男が口説く入り口を探しても見つからないんですよね。簡単にいえば、物事を始めるフックがない――だから、わりと「高度なテクor鉄の心臓を持っている男」しか寄ってこないんです。

既婚者って、精神的に余裕ぶっこいているから、口説くのを失敗しても痛くもかゆくもなかったりします。だから当たって砕けろの精神で口説き放題です。遊び慣れている男もおなじです。「女性にこうすれば、女性はこう出てくる」とか「女性がこう出てくれば、自分がこう振る舞うと女性がパンツを脱いでくれる」とか、そういうことがわかっているから、女性と遊べるのです。

それがわかっていないと、消防士がレーヨンの服で火の中に飛び込むのと同じで、とても危険なのです。

愛の本質は「愛されること」にあるのではなく「愛すること」にあるから

人に興味があるとかないとかというのって、じつはあまり結婚に関係ありません。「3Pに興味がないとセックスするのに支障をきたす」という言い方ってすごくおかしいでしょ?それと同じニュアンスで、人に興味がある・ないというのと、結婚って、あまり関係ないです。

問題は、あなたが主体的に生きているかどうか、という生き方にかかっています。

「あまり気が進まないけど、毎日会社に行かなくてはならないからとりあえず会社に行く」みたいなことをやっていたら、どうしても人の主体性は死んでしまうので、主体的に生きようと思っても無理かもしれないけど、でも、生活の中の些細なことでもいいから、主体的にやる習慣を持つと、かならずそういうあなたを目に止めてくれ、認めてくれる人が現れます。

これはホントに不思議なことだけど、主体的に生き始めたら、その姿は誰かの目にかならず止まって、おいしいことが起こります。おそらく愛の本質は「愛されること」にあるのではなく「愛すること」にあるからだろうと思います。

先入観をもって判断しないこと

もしあなたが主体的に生きられないというのであれば、あなたに寄ってくる女好きで遊んでいる男性と交際するといいです。遊んでいる男だって、やがて誰かと結婚したくなる時がやってきます。

そして実際に結婚したら、これまで遊び人だったのが嘘に思えるくらい家族を大切にする男に変わったなんて事例は掃いて捨てるほどあるのだから、あまり他人を先入観をもって判断しないことです。

そしてこれは、あなた自身の自己評価にも言えることです。

わたしは人に興味がないからと思っていても、明日なにかが起これば、いきなり人好きに生まれ変わったりするんですよ、人って。

今のあなたに必要なことは、先入観をもって判断しないことです。「わたしは人好きじゃない」じゃなくて「わたしってどういう人間なんだろう」と思うことです。「彼は遊び人だ」と思うのではなくて「彼はなぜそんなに女性のことが好きなのだろう。もしかして人間好きなの?」と思うことです。

先入観を排除して暮らしていれば、かならずおいしいことが起こります。これも人生の(人という生き物の)不思議だと僕は思います。

(ひとみしょう/作家)

元記事で読む
の記事をもっとみる