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「大切にされていない…」悲しくなった時の「3つの処方箋」【心屋仁之助 塾】

  • 2018.10.26
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パートナーが話を聞いてくれない、自分に関心を持ってくれない、家のことは私に任せっきりで自分だけ自由に過ごしている。あるいは、友だちの中で自分だけ誘われなかった、悪口を言われた…など、ふとした瞬間に「私は大切にされていない」とつらい気持ちを抱えてしまう方もいらっしゃると思います。

今回は、心屋認定講師の石川稀月さんが、「大切にされていない」と感じてしまうあなたへの処方箋を紹介します。

■人の厚意「あなたは素直に受け取れますか?」

あなたは「手伝おうか?」「ひとりでできる?」「大丈夫?」「おごってあげるよ」という言葉や、贈り物、おすそわけなど、周りの人の厚意を喜んで受け取っていますか?

しっかりしていて、なんでもひとりでできることを自分の長所だと信じて、すべてをテキパキこなしていると、周囲の目には「この人は、周りの助けや理解は不要なのかな?」と映ってしまうこともあります。

あるいは、「迷惑をかけてはいけない」「甘えてはいけない」という意識が強く、本当は困っているのに周囲の申し出を断ったり、大丈夫なふりをしたりして、自分で自分が大切にされる機会を削ってしまっているケースも多く見受けられます。

■「あなたを大切にしたい人」をがっかりさせていない?

多くの人は「誰かの役に立ちたい」「自分のしたことを喜んでほしい」と思っています。そのため「あなたを大切にしたい人」がいたとしても、あなたに必要とされなかったり、断られたり、せっかくやったことに文句を言われたり、役に立つ機会がなかったりすると、がっかりしてやる気を失っていきやすいものです。

いただきものに関しても、「失礼がないようにすぐにお返ししないと!」とお返しをして、儀礼的になっていませんか? 「うれしかった」「気にかけてもらえてありがたかった」「実は大好物で」など、あなたがちゃんと厚意を受け取って喜んでいることを伝えてあげると、純粋にあなたを喜ばせたい人はうれしくなることでしょう。




■大切にされるために「心がけたい3つのこと」

1.「無理に役に立とうとしない」


あなたが誰かに喜ばれたり、ほめられたりしたいように、周りの人も「誰かに喜ばれたい」と願っています。あなたが必要以上に誰かの役に立とうと奮闘したり、なんでもこなしたりすると、それ自体はとてもすてきなことですが、「あなたが大切にされる機会」を自分で奪ってしまうことにもなります。

役に立とうと頑張りすぎず、時には人の申し出を喜んで受け入れる側になったり、ちょっとした手助けを自分からお願いする側になり、意識的に「周りに甘える、大切にされる機会」を作っていきましょう。

2.厚意は「喜んで受け取る」


「周囲に大切にされたと感じる出来事」を毎日3つずつノートに書き出してみましょう。例えば、夫は生活費をくれる、調子が悪くても家族のために働きに行く、ジョークを言って笑わせようとする…等々。「私は大切にされている」という前提に立って考えてみてください。

そうすると「思っていたよりも、自分が大切にされていること」に気づくと思います。あなたは「大切にされていない」のではなくて、「大切にされていることが見えなかった」だけかもしれない。あなたのうれしそうな笑顔と「ありがとう」を惜しまずに返して、周囲のみんなを喜ばせてあげましょう。

3.「自分で自分を大切にする」


「ありがとうを言いたくない」「嫌なのに、なんで周りの厚意を受け取らないといけないの?」という葛藤が出てくる人は、自分と対話する時間をもっと持ってみましょう。「本当はどんなことをしたい?」「本当はなにが嫌なの?」と自問自答して、わがままと思える気持ちも否定しないで、ちゃんと受け止めましょう。

そのうえで、やりたいことをやって、やりたくないことはやめる(断る)。自分を責めたり、頑張らせたりする時間は減らす。自分の味方になり、自分をほめる、楽させる、喜ばせる時間を増やす…といったことを心がけてみてください。

誰かにお願いごとや要望がある時も、ダメもとで構わないので、一応は伝えてみましょう。周りの人はあなたの望みや「してほしいこと」が分からない状態より、正解が分かっているほうが楽だと感じてくれますよ。

自分で自分をたくさん大切にして心を満たしてあげると、「大切にされていない! それじゃない!」という悲しみは減っていきます。加えて、利己的に自分自身ばかり大切にしているように見える人たちのことも以前より許せるようになり、楽になっていくことと思います。




■大切にされるための「魔法の言葉」

最後に「自分は大切な存在」と感じるための魔法の言葉をご紹介します。

「私は大切にされている人」
「みんなが私を喜ばせたい」
「私はかけがえのない世界でひとりだけの大切な人」
「ダメ妻・ダメ女・ダメ母でも大丈夫、愛される」
「大切にしてくれる人のそばにいていい」
「わがままを言っても、迷惑をかけてもいい」
「あの人はあれでも、私を大切にしているんだ」
「嫌なことをやめてもいい」
「自分だけを優先して、大切にしてもいい」
「私は当然愛されて、大切にされるべき人」 等々

口にしてみて抵抗を感じる言葉ほど、たくさんつぶやいてみてくださいね、つぶやいているうちに視点が変わり、行動も変わり、今までと違ったほがらかな毎日がきっとやってくることと思います。

・このカウンセラーのブログ
http://ameblo.jp/dreamer-s/

(編集/外山ゆひら)

(石川稀月)

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