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伊スローウエアが香港の投資会社と資本提携 アジア市場強化で丸の内に初の路面店オープン

  • 2018.10.25

イタリア・ベネチアを本拠とするスローウエア(SLOWEAR) が、香港のパオ・チェン(Pao Cheng)家傘下の投資会社NUOキャピタルに株式の13%を売却し、同社との長期戦略的提携を結んだことを発表した。スローウエアはコンパーニョ(Compagno)家が1951年に設立し、パンツ「インコテックス(INCOTEX)」、ニット「ザノーネ(ZANONE)」、ジャケット「モンテドーロ(MONTEDORO)」、シャツ「グランシャツ(GLANSHIRT)」を手掛ける。現在、日本法人スローウエアジャパンが運営する東京ミッドタウンのザ スローウエア ストアをはじめ、ミラノ、ロンドン、パリ、モナコ、ニューヨークなど全29店舗を展開している。

スローウエアのロベルト・コンパーニョ(Roberto Compagno)社長兼最高経営責任者は、「われわれの目標は、販売チャネルとデジタルコミュニケーションを発展させ、大きな可能性を秘めたアジア市場に参入することだ。NUOキャピタルはファミリービジネスを熟知しており、今後の成長にとって、なくてはならない心強いパートナーとなるだろう」とコメントしている。

NUOキャピタルは、パオ・チェン家のファミリーオフィスによって設立され、ミラノと香港を拠点とする投資持株会社で、アパレルメーカーとの提携は初めて。

また、スローウエアジャパンは11月24日、東京・丸の内の仲通りに初の路面店となるスローウエア ベネチア(115平方メートル)をオープンする。「インコテックス」以下4ブランドのアパレルに加え、「オフィチーナ スローウエア(OFFICINA SLOWEAR)」ブランドの雑貨、メンズグルーミング、洋書、レコードなど、従来のザ スローウエア ストアと比べ、ライフスタイルを意識したアイテムも販売する。鈴木雄一朗スローウエアジャパン社長は「百貨店からの出店オファーも数多い。リテールを強化し、卸と併せてビジネスを強化したい」と話した。

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