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西遊記の三蔵法師が祀られる寺院!奈良の世界遺産「薬師寺」

  • 2018.10.19

奈良の寺院をめぐるなら、病気平癒の寺院「薬師寺」は外せません。東洋美術の最高峰「薬師三尊像」や心安らかになるお経の書写体験など、パワーチャージできる「薬師寺」の楽しみ方をご紹介します。

世界遺産!病気平癒の寺院「薬師寺」

奈良県・西ノ京町にある「薬師寺」は、東大寺や法隆寺などと並ぶ「南都七大寺」のひとつに数えられる寺院です。皇后の病気平癒を祈願して、「天武天皇」の発願により創建され、“古都奈良の文化財”として世界遺産に登録されています。

“薬”の字からもわかる通り、本尊の「薬師三尊像」は病気平癒の仏さまで、心と体の健康を願う多くの参拝客が全国から訪れています。

アイドルがコンサート!?

人気アイドル「AKB48」や「堂本剛」さんが奉納コンサートを行うなど、お寺に関心のなかった若者にも親しまれている「薬師寺」。お坊さんによる、わかりやすくてユニークな説法が受けられると、修学旅行の定番スポットにもなっています。

「薬師寺」のみどころ3選

東洋美術の最高峰!「薬師三尊像」

南門から美しい朱塗りの中門を抜けたところにある「金堂」には、本尊として国宝・薬師三尊像が安置されています。もともとは金銅仏でしたが、兵火によってブロンズ像になったのだそう。

中央には病気平癒にご利益がある「抜苦与楽(ばっくよらく)」の仏さまがおり、その美しさについ見とれてしまいそうです。

奈良時代から建つ「東塔」

「金堂」を中央にして対称的に、「東塔」と「西塔」が建っています。「東塔」は、創建当時から残る寺内で唯一の建造物で、国宝にも指定されています。

現在は解体修理をしており、覆屋に覆われていてその姿を拝むことができません。修理完了は2020年春頃を予定しているそう。

西遊記の三蔵法師が祀られる「玄奘三蔵院伽藍」

「玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)伽藍」には、『西遊記』の三蔵法師のモデルとなった「玄奘三蔵」が安置されています。

年に4回(毎年1月1日~15日、3月1日~6月30日、8月13日~15日、9月16日~11月30日)公開されるので、事前にチェックしてから訪れてみてくださいね。

お経の書写体験!「お写経道場」

「薬師寺」の元管主「高田好胤(たかだこういん)師」が世間一般の人々にお写経の間口を広げたことから、「薬師寺」はお写経が盛んな寺院でもあります。

「お写経道場」では、8:30~17:00の間であれば、いつでも誰でも道具を持たずにお経の書写体験ができますよ。

一文字一文字心をこめてお経を書き写すことは、仏像一体一体を刻むことと同じで、大きな功徳があるといわれています。無心で書写をして、心安らかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

「薬師寺」に訪れて心に良薬を

東洋一美しい仏像に健康祈願をしたりユニークな説法に耳を傾けたり、心静かにお写経したり。「薬師寺」は、パワーチャージができて心が元気になるお寺です。奈良に訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

スポット情報

  • スポット名:薬師寺
  • 住所:奈良県奈良市西ノ京町457
  • 電話番号:0742-33-6001
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