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台湾の「誠品生活」が日本初進出 2019年秋開業の「コレド室町テラス」に

  • 2018.10.15
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三井不動産は新たな物販とオフィスの複合商業ビル「コレド(CORED)室町テラス」(東京・日本橋室町)を、2019年秋に開業すると発表した。メーンテナントは、台湾のユニークな大型複合セレクトショップとして知られる「誠品書店」を運営する誠品生活で、日本初上陸になる。

日本初の「誠品生活」は、コレド室町テラス2階のフロア全体(約2871平方メートル)を使用し、書籍を軸に文具・雑貨、レストラン・色物販、セレクト物販、ワークショップエリアなどを併設する。誠品生活のマーシー・ウー(呉旻潔)董事長は「誠品が重視しているのは人、都市の最大の資産も人だと考えている。誠品は都市の文化を作る一員として店を複製するのではなく、その都市と関連性をもたせることで、都市の住民の心の拠り所でありたいと考えている」と語った。

三井不動産の石神裕之・取締役常務執行役員商業施設本部長は「台湾のお店を訪れたときに、非常に上質で文化の香りの高い店作りに加え、多彩なイベントなど、これからの日本橋に絶対に必要な“サードプレイス”だと確信した。最終的には(誠品生活創業者の)故ロバート・ウー会長に決断いただいた」と語った。

三井不動産は「誠品生活」の進出に伴い、誠品生活が61%、三井不動産が39%を出資する合弁会社、誠品生活MFを資本金9900万円で設立。ライセンス所有会社として、今後の出店をサポートする。「コレド室町テラス」も、有隣堂がライセンシーとして店舗を運営する。三井不動産が運営する都市型商業施設や大型ショッピングセンター「ららぽーと」などでの出店を計画する。

誠品生活は台湾を中心に香港や中国・蘇州などに46店舗を展開。本だけでなく、アパレルやその他の物販、飲食、年5000回のイベントを実施するユニークな大型セレクトショップで、日本の「蔦屋書店」が参考にしたことでも知られている。

「コレド室町テラス」は地上26階、地下3階、延べ床面積は16万8000平方メートル。地下1階〜地上2階の約6000平方メートルが商業エリア、地上5〜25階がオフィスになる。1階には大規模な屋根付きの1500平方メートルの広場を作る。商業エリアの「誠品生活」以外のテナントは今後発表する。

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