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使いすぎや依存を防ぐ! 子どものスマホに設定すべきセキュリティ対策

  • 2015.3.5
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【ママからのご相談】

中学生の娘がいます。ケータイ代が安くなる格安SIMを使ってスマホを持たせることにしたのですが、安全面に不安があります。親ができるスマホの使い過ぎ対策や安全対策はあるでしょうか?

●A. まずはよく危険性を話し合い、親が必要な設定を!

ご相談ありがとうございます。中高生の子どもがいる、ライターの川中です。

スマホと子どもの関係については、さまざまなケースから危険視されていることもあり、スマホを“怖いもの”・“子どもにとって害のあるもの”と認識されている方も少なくありません。

しかし、スマホはあくまでツール。使い方さえ誤らなければ、生活を便利に豊かにするものです。大人でもスマホ依存が増えている中、子どもにうまく使いこなしてもらうためにも、まずは大人がスマホを知り、見本となりましょう。

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●SIMカードロックとスクリーンロック機能は忘れずに設定を

まず、新しいスマホを開封したら、初めにSIMカードロックとスクリーンロックの設定を行いましょう。SIMカードロックはガラケーでもあった機能で、電源を入れたとき、通信の際に使用するSIMカードの認証を求めるものです。

SIMカードさえあれば、たとえ落とした端末が壊れていたとしても、ほかの端末に差し込めば通信や場合によっては決済まで簡単にできてしまいます。そのような被害を防ぐために、まずは確実にSIMカードロック機能を設定してください。

また、スクリーンロックは、AndroidやiPhoneの待ち受け状態から復帰する際にパスワードや特定の線を引く、指紋認証を行うなどの確認を求めるようにする機能です。落としたときなど、知らない人が勝手にスマホを見たり使用したりすることを防ぐことができます。設定によっては、間違ったパスワード入力を数回以上行った際、そのとき端末をいじっている人の顔の写メをとり、通知する機能をつけることもできます。

iPhoneの場合は、スクリーンロック状態でもsiriなどのアプリを使えるような設定も可能ですが、これも安全のために切っておくとよいでしょう。これで、物理的に盗難にあったり、落としたり、紛失してしまったりしたときの被害を最小限に抑えることができます。

●なにはなくともセキュリティソフトは必須です

スマホは小さなパソコンと呼んでも過言ではないほど、さまざまな機能を備えています。アドレス帳機能も充実しており、もしかしたらパソコン以上に個人情報の宝庫となっているため、それらを狙う悪意のある者や、いたずらにデータを壊そうとする人は、やはり存在します。

そこで、スマホを入手したらまずはセキュリティソフトを導入しましょう。これは、Androidと呼ばれる端末でも、iPhoneでも共通です。iPhoneにはセキュリティソフトはいらないという人もいますが、それは間違いです。

悪意のあるプログラムを配布する人にとって、メジャーな端末向けに悪意のあるプログラムを作ったほうが多くのターゲットを得られます。そのため、爆発的な人気端末となったiPhoneも、すでにターゲットになっているのです。

【セキュリティアプリの探し方】

・Androidの場合……Googleplayから“セキュリティ”で検索

・iPhoneの場合……iTunes Storeから“セキュリティ”で検索

基本的には、PC向けのセキュリティ対策も行ってきたメーカーのアプリが安心です。より安全性を高めたい場合は、有料版をセレクトしましょう。また、わからない場合は、電話会社が提供するセキュリティパックに加入することをおすすめします。

●おすすめセキュリティアプリ一例

●有料のアプリ

・ウィルスバスター

・マカフィー モバイルセキュリティ

・カスペルスキーインターネットセキュリティ for Android

など

●無料のアプリ

・Avira Mobile Security

・Lookout

・avast! モバイルセキュリティ

・ノートン モバイルセキュリティ

など

●フィルタリングもしっかりと! スマホの使い過ぎを防ぐことも

検索画面から不用意にアダルトや出会い系など危険要素のあるサイトへ紛れ込んでしまうことも少なくないスマホ。大手電話会社でもフィルタリング機能のサービスを行っていますが、無料や自宅のWi-Fiを使用している場合、フィルタリングは機能しないこともあります。そこで、有害なサイトへのアクセスを総合的に遮断するフィルタリングアプリの導入をおすすめします。

また、これらのフィルタリングアプリには、スマホやアプリの使用時間を制限する機能がついていることが多々あります。さらには子どもの居場所を検知する機能がついていることも。有料アプリもありますので、説明をよく読んで、必要に応じて導入してみてはいかがでしょうか。

●代表的なフィルタリング&時間制限アプリ

・i-フィルター

・ファイナルスマホセキュリティ

・Yahoo!あんしんねっと

・ミマモール

・子供セキュリティFilii

・まもるゾウ

・ノートンファミリー

・スマホはオワリー

ゲームや漫画でもそうですが、楽しいことがあれば人は何時間でもやり続けてしまうものです。課金などの誘惑も同様です。大人でもその傾向があるのですから、子どもならばなおさらでしょう。

本来、スマホと言う道具を使いこなすためにも、スマホの利便性とその怖さなどについてもよく親子で話し合い、しっかり理解をして使用するべきです。個人的には、子ども自身が自分の意思や欲望をコントロールしていく必要があると思いますし、できないようならスマホはまだ早いということになるのではないかと思っています。

ご相談者さんもまずはじっくり話し合って、制限が守れないようなら時間制限アプリを入れる、などの約束をして、手順を踏んで対応してもいいかもしれません。参考になれば幸いです。

【参考リンク】

・青少年のスマホ利用のリスクと対策 | 安心ネットづくり促進協議会

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

IT系からインタビュー、コラムなど雑多なジャンルの執筆を手がける在宅ワーカー。21歳のときにデキ婚し、2児に恵まれるも26歳で離婚。以降、女手一つで子どもたちを育てつつ、現在に至る。都内開催の一人親家庭支援や在宅ワーク系セミナーで壇上に立つことも。子どもたちとは少し遠くから見守るスタンスで、それが結構面白い。ポリシーは、「やりたいことがあるなら時間を作ればいいじゃない!」

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