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新シェフ就任でぐんとおいしさを増したパスカードとは?

  • 2018.10.11

オペラ座の近くにあるLa Pascade(ラ・パスカード)はパリでパスカードが食べられる貴重なレストランだ。といっても、パスカードって何?と、大勢の人が思うことだろう。これはオーヴェルニュ地方の名物の丸いスフレ・クレープのこと。小麦粉、卵、ミルクなどを材料に焼き上げた、ブリオッシュとパイの中間のようなほの甘く軽い口あたりのもので、それを器にさまざまな料理を詰めたものがメニューに並んでいる。たとえば、蒸し魚、仔牛のロースト、羊の7時間煮込み風……器のパスカードの甘さと、こうした料理が口の中で奏でるハーモニーに最初はちょっと意表をつかれるが、3口も進むと癖になる美味しさとなる。

パスカードのデザート。器となっているスフレ・クレープは少しキャラメリゼされているので、クイニーアマンにも似た感じ。デザートメニューにはアラン・ミリアのジャムとパスカード(9ユーロ)という組み合わせもあって、気になる。photo:Gianni Siragusa

セットメニューは34ユーロ。前菜、パスカードはともに2種からのセレクション、それに新鮮な野菜のミニサラダが付き、締めくくりはミニ・スイーツ・パスカードという、パスカード・ヴァージンにお勧めの組み合わせだ。セットメニューのパスカードは、アラカルトのパスカードよりサイズが小ぶり。またアラカルトのパスカードは器なしで中の料理だけのオーダーも可能である。

アラカルトだと直径18センチくらいだが、セットメニュー(34ユーロ)のパスカードはサイズが直径12センチくらい。なおセットメニューのパスカードも、器なしで中の料理だけをオーダーすることもできる。photo:Gianni Siragusa

アラカルトでは、魚、肉、野菜のパスカードのチョイスがある。photo:Gianni Siragusa

新しいレストランではないが、今秋に内装がリニューアルされ、そして新しいシェフを迎えて味わいが大いにアップしたこともあるので、ぜひ行ってみよう。おいしいことで有名なレガラード・サントノーレのかつてシェフだったブリューノ・ドゥーセによる新ラ・パスカードは、12時から23時までノンストップ営業というのがうれしい。15時から18時の間はワインとパスカードを含めハム類の盛り合わせやサラダ、フォアグラといった軽食が楽しめる。またミニサイズのスイーツ・パスカードもあるので、ティータイムにも最適だ。

セットメニュー(34ユーロ)の締めくくりに登場するミニ・スイーツ・パスカードは、アラカルトメニュー、そしてティータイムメニュー(15〜18時)にも。2人用8個セットで18ユーロ。パスカードは軽いので、ひとり4個は楽勝!photo:Gianni Siragusa

テーブル席の中央のカウンター席はひとり客に人気だ。photo:Gianni Siragusa

La Pascade14 rue Daunou75002 Paris営)12:00〜23:00(ランチ12:00〜15:00、ディナー18:00〜23:00)休)日tel:01 42 60 11 00www.lapascade.com

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