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理想の高い女性が恋愛する方法【夏目かをるの最強女になる!vol.26】

  • 2018.10.7

担当の0さんから「理想が高い女性に共通する残念な特徴」というテーマをもらった時に、“理想が高いことを否定しない”ことを前提に書こうと思いました。

というのは、世間では理想の高い女性は「彼氏ができにくい」とか「恋愛や結婚から遠ざかって孤独になる」など、ネガティブなイメージが多く、デメリットの面が強調されている気がしたからです。

でも果たして理想が高いというのは、デメリットだらけなのでしょうか。理想が高いからこそ実現可能になることもあるでしょう。理想が高い女性は彼氏ができにくいというのは、ひょっとしたら男社会に染まらないせいかもしれません。

そこで私は「理想が高いのは、悪いことではない」と肯定しながら、理想が高い人が孤独にならないような提案をしたいです。

プライドが高い人は、なぜプライドを高く持つようになったのでしょうか?

偏差値の高い大学卒だったり、専門性の高い仕事に就いたり、芸術や芸能のなどの特別な才能を持っている女性はプライドが高い傾向にあるように思われています。でもそれは当たり前だと思います。というのは人よりも努力を重ねて手に入れた専門性ですから、比例してプライドも高くなっていったのです。

でも同じ専門性を持っている女性でも、周囲から「プライドが高い」と感じない人もいます。明らかにプライドが高い人との違いはなんでしょう。

親の教育が影響している?

一つは親の教育が影響している場合があります。

34歳のある専門職に就くマキさん(仮名)が次のように語ります。

「親が厳格で、完璧主義。成績もスポーツも習い事も、全てパーフェクトを求められました。途中で何度も挫折すると親から『他の人はできるのに、どうしてできないの』と周囲と比較されるため、親の期待に必死になって応えていました」

ところが親が期待する通りに完璧なのは、自分を含めてクラスの中で成績上位の人たちだとわかっていきます。

「親の通りに頑張れば、何もかも優秀な人間になりますが、一体それが何なのだろうと、親の呪縛に気づいたのは、婚活に失敗した時でした」

学生時代につきあっていた彼氏と別れ、社会人になったばかりの時に、年下からアプローチされるものの、「年下は苦手」と振ったマキさん。それからすっかり恋愛から遠のいてしまったのです。30歳を超えてからやっと「このままだと結婚できないかも」と焦ったそうです。

「成婚率が高い結婚相談所に相談したら、『プライドが高い』と言われました。自分を否定されているようで不愉快でしたね」

理想の高い女性は、理想の高い条件で相手を選ぶものと結婚相談所から決めつけられてしまったマキさん。

人は自分が培ってきた環境を、居心地が良いと思うもの。知識や教養や専門性を、時間をかけて身に着けてきたのですから、それを否定せずに、受け入れてくれる人を探したらいいのです。同じように専門性の高い職業に就いている男性とマッチングできたら、お互いに尊敬し合えるカップルになれるでしょう。

30代後半のある大学の准教授がこう言っています。

「結婚相談所に入った同業の男性が、相手に対する希望欄に、その人が興味を持っている『学問、芸術、スポーツのいずれか一つに関心を持っている人』と書いたそうです。やっぱり共通の話題があってこそ、カップルが成立しやすいですからね」

お互いを尊敬し合えるように、共通の関心ごとをはっきり打ち出せば、「理想が高い」なんて言われませんよね。

ステイタスにこだわっていませんか?

マキさんが結婚相談所から「理想が高い」と敬遠されたのは、別の理由がありました。

それは「年収が3000万円」という条件を出したからです。

「年収3000万円を求める理由は、ステイタスを持ちたいからです。そこで富裕層が集まるKという婚活アプリで相手を探しました。Kのリアルパーティーに参加して、そこで知り合った年収3000万円の外資系金融会社勤務の男性と、交際寸前までこぎつけたのです」(マキさん)

ところがその男性の知人である不動産から、3000万円のマンション物件を購入させられそうになったのです。押印をする直前に「何かおかしい」と直観が働いて、白紙も戻したのが幸いでした。

その後、不動産を紹介した彼に連絡しても繋がらず、そこで会社に電話にかけると「そんな人はいません」。マキさんはだまされそうになったのです。

男性の知人である動産に問い合わせると、不動産も「知らなった」と主張しますが、後日、Kという婚活アプリに、不動産の男性が独身と偽って登録していたのがわかると、コンビで騙そうとしているのではないかと疑惑が沸いたそうです。自分以外の女性もターゲットかもと思うと、ぞっとしたそうです。

「ステイタスにこだわる自分が弱かった。だからだまされるところだった」とマキさん。

ステイタスにこだわっていると、縁も遠ざかっていきますね。

理想が高いことは悪いことは悪いことではないですが、良縁をつかむためには身の丈を知ることですね。

身の丈を知るというのは、理想の高い女性にとって、勇気のいることかもしれません。でもそれが第一歩なのです。客観的に見てくれ、時には少し辛いアドバイスをしてくれる友人や知人、あるいは先輩などが、あなたのことを心から思いやってくれる人かもしれませんね。

(夏目かをる)

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