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【GLAMなオトコ】Vol.20 『あのコの、トリコ。』主人公・頼に親近感。吉沢亮が応援したくなる女性のタイプとは!?

  • 2018.10.5
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吉沢亮インタビュー01

2018年は吉沢亮ブレイクイヤーといっても過言ではありません。『悪と仮面のルール』、『リバーズ・エッジ』、『レオン』、『ママレード・ボーイ』、『猫は抱くもの』、『BLEACH』、『銀魂2 掟は破るためにこそある』、そして10月5日に公開となる主演作『あのコの、トリコ。』。今年だけでも8本の出演映画が公開されています。

さらに、7月期にはドラマ『GIVER・復讐の贈与者』、『サバイバル・ウェディング』に出演し、来年2019年には朝ドラ『なつぞら』への出演が控えています。吉沢の魅力は、美しく整った顔立ちながら、2枚目だけでなく3枚目もこなせる演技力にあります。

文字通り、映画にドラマそしてCMにも引っ張りだこ状態の吉沢亮。最新作『あのコの、トリコ』で演じた主人公・頼(より)との共通点や、演じるうえで意識したことやお気に入りシーン、さらに、GLAM(魅力的・幸せ、キラキラしている)な瞬間について伺いました。

(C) 2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

Q.吉沢亮史上、最高に冴えない地味男子である主人公の頼と吉沢さんとの共通点はありますか?

基本的には、内気な部分とか、集団行動が苦手な感じは割と似ていると思います(笑)。

Q.頼がメガネを外し俳優モードに切り替わるシーンがあります。たくさんの映画やドラマに出演している吉沢さんも演じる役の切り替えが必要かと思います。吉沢さんが普段、演じるときに俳優モードのスイッチを入れるきっかけや、やっていることはありますか?

それがあんまりなくて……。芝居をする上で、演じ分けとかそんなに意識しながらやっていることはないんです。今やっているドラマの役にも言えるのですが、結構真逆の役を同時期に演じることも多いので、基本的には演じ分けということもなく、普通に役に入るという感じです。

Q.よく、2つとか3つ掛け持ちしていると、他の役が急に入ってくることもあるとお話されている役者さんもいらっしゃいますが、吉沢さんはそういうことはなさそうですね。

ないですね。役が体に染み込むという感覚をまだ味わったことがないのかもしれません。役は役という感じで演じているので。私生活に役が入ってくることも全くないんです。

Q.なるほど。では、本作でのお気に入りのシーンを教えてください。

頼と雫(新木優子)がランジェリーのCMを撮影するシーンです。撮影が進む中で、ふたりの距離感が縮んでいき、気持ちが乗って、お互いのパフォーマンス力が上がっていくという感じ。こういう瞬間って、役者をやっていると、よく遭遇するシーンなので「リアルだな」と感じながら演じていました。

最初は、お互いの出方を見ながら、ぎこちない部分があったりするけれど、やっていくうちに感情が乗っていって、距離感が縮まっていく。印象に残っているシーンです。

(C) 2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会

Q.印象に残ったセリフはありますか?

照れるセリフはいっぱいありました。劇中劇で「ロミオとジュリエット」を演じるシーンは、どういうテンションでセリフを言えばいいのかすごく考えました。頼は意外と芝居ができると男という設定だけど、だからといって本格的な舞台で演じるテンションで「ロミジュリ」をやるのは違う。『あのコの、トリコ。』を観に来たお客さんが求める頼を演じなければいけない。芝居が上手いという潜在能力を秘めた頼が演じる「ロミジュリ」。上手に演じなければいけない部分もあるので、塩梅がとても難しかったです。このシーンは監督といろいろと話し合いながら演じました。

Q.なかなか難しいシーンですよね。では、次はキュンとするシーンについて伺いたいと思います。レッサーパンダの着ぐるみを着て雫を応援するシーンはいかがでしたか?

あのシーンは断トツで恥ずかしかったです。着ぐるみを着ているので顔は見えてないけれど「一歩前進だ!」というセリフからずっと恥ずかしかったです。でもちょっとした恥じらいが出ることで、すごく寒いシーンになりそうな気がしたので、「とりあえずやってやろう!」という気持ちになって思い切って演じました。失笑されるシーンになりそうですけど(笑)。

Q.失笑? とんでもないです。自分に置き換えて、励まされた感を堪能する女性がたくさん出てくる気がします。

ほんとですか?(ニッコリ)。なら、よかったです!

Q.では、吉沢さんが応援したくなる子ってどんなタイプですか?

何事もきちんと一生懸命やる人はいいですよね、好きです。一生懸命やってできないのと、一生懸命やらないでできないのは全く違いますから。そういうところ、結構見ちゃいます。

Q.今年だけで8本の映画、さらにドラマにも出演し、さまざまなタイプのキャラクターを演じていますよね。今後演じてみたい役柄や、作品のジャンルなどはありますか?

それこそ、今回の頼みたいな役って、物語が頼目線で進んでいくのが面白かったです。今までは、誰かに見られているという役が多かったので。主人公から見た僕の役が描かれていて、気持ちの感情も含め、断片的に切り取られた部分を主人公の角度で見られることが多かったけど、今回は頼目線。感情の流れをすごく作りやすかったし、やっていてすごく楽しかったです。

吉沢亮インタビュー02

Q.ポスタービジュアルのハグ、舞台のリハ中のギュッとするハグ、雫が「役が取れた!」と飛びついてくるハグ、ランジェリー広告撮影中のバックハグなど、さまざまなハグが登場します。吉沢さんが好きなハグはどれですか?

僕はやっぱ飛びつかれるハグがいいですね。吉沢的にサイコーでした(笑)。自分から行くのはどこかちょっと躊躇しちゃうけれど、相手から来られるのはいいですね。自分には責任がありませんから。(笑顔で両手を広げて)「来いよ!」みたいな感じで。

Q.頼は子供の頃俳優を目指していましたが、吉沢さんが子供の頃になりたかったのは?

「仮面ライダーになりたい!」って思っていました。なれましたー!!(ガッツポーズ)。

夢を叶えちゃいましたね。では、最後の質問です。吉沢さんがGLAM(魅力的、キラキラしている、幸せ)と感じる瞬間はどんなときですか?

漫画を読んでいるときですかね~。少女漫画は出演が多いので、やる作品は読ませてもらいますけれど、普段は読まないジャンルですね。普通に少年漫画とかジャンプ系はもちろん好きだし、人間臭いドロドロしたのも好き。結構いろいろ読んでいる気がします。「メイドインアビス」という漫画が好きです。ファンタジー作品なんですけど、めちゃおもしろいですよ。

【プロフィール】
吉沢亮/1994年2月1日生まれ。東京都出身。2009年に行われた『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』で審査員特別賞を受賞しデビュー。『仮面ライダーフォーゼ』(2011)で朔田流星役で注目を集める。特技の剣道の腕前をスポーツバラエティ番組『炎の体育会TV』(2012)で披露したこともある。『カノジョは嘘を愛しすぎている』(2013)、『アオハライド』(2014)、『オオカミ少女と黒王子』(2016)など少女漫画原作の実写映画に欠かせない存在に。さらに『銀魂』(2017)や『斉木楠雄のΨ難』(2017)では完璧な再現度で原作ファンを唸らせた。2018年は『あのコの、トリコ。』で合計8本の出演映画が公開。2019年には朝ドラ『なつぞら』が控えている。


『あのコの、トリコ。』
10月5日(金)全国ロードショー
監督:宮脇 亮
脚本:浅野妙子
出演:吉沢 亮、新木優子、杉野遥亮、水上剣星、大幡しえり、内田理央、古坂大魔王、高島礼子(友情出演)、岸谷五朗
原作:「あのコの、トリコ。」白石ユキ(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
配給:ショウゲート
『あのコの、トリコ。』公式サイト


Photographer/Tomomi Chijiiwa Writer/Shinobu Tanaka
Stylist/Daisuke Araki Hair & Make/Masanori Kobayashi(SHIMA)

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