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気をつかってばかり「誰にも本音が言えない」夫も無関心…【心屋仁之助 塾】

  • 2018.10.4



メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「周りに気をつかいすぎて、本音で話せる人がいない」という、むーちゃんさん(34歳・専業主婦)に、心屋塾上級認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。

■むーちゃんさんのお悩み

私は二児の母です。常に周囲の目が気になり、気をつかいすぎてしまいます。自分の親にすら気をつかい、本音が出せる相手がひとりもいません。

そのストレスが子どもに向いてしまうことがあり、子どもに悪い影響を与えてしまう親だと自分を責めてしまいます。

夫とも関係が良くありません。夫は私に無関心で、心が満たされません。このような自分の考え方を変えたいのですが、うまくいかず悩んでいます。

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾上級認定講師の野田和美さんより

むーちゃんさん、ご相談ありがとうございます。

いつも周囲の目が気になり、親御さんにすら気をつかっていらっしゃる状況とのこと。さぞかしお疲れのことと思います。そのストレスをお子さんに向けてしまい、ご自身を責めているということも、このような毎日が限界にきていることの証かもしれないですね。

ところで、むーちゃんさんは「本音が出せる相手がひとりもいない」とのことですが、それは本当にそうでしょうか? もしかしたら相手のほうはそう思っていないのに、むーちゃんさんがそう思い込んでいるために、周囲の目が気になり、過度に気をつかいすぎてしまうのかもしれません。

また、むーちゃんさんは周りの人に自分の本音を出したら、どんなひどいことや怖いことが起きると思いますか?

もしかしたら、本音を出したことで嫌な思いをされた経験があるのかもしれません。あるいは、そういう人を身近で見た経験があるのかもしれません。でもそれは、いつも必ず起こるようなことでしょうか。そんな自問自答もぜひしてみてくださいね。

それから一度、目をぎゅーっと閉じてみてください。そして、ぱっと目を開いてください。あなたの目で、目の前の景色を見てください。そうやって、「周りから見られる自分」を気にするのではなくて、「私が見る!」という意識で世の中を見てみてほしいのです。




ご自身の体が「乗り物」だと仮定するならば、その運転手はむーちゃんさん、あなたひとりです。ということは、むーちゃんさんが見て聞いて、感じたままに、行きたいところに進んでいいのです。ご自身の五感をしっかり感じていれば、行きたいところもたくさん浮かんでくるでしょうし、あれこれしてみたいことも浮かんでくると思います。

ご主人との関係もうまくいっていないとのことですが、満たされない心を埋めるためには「ご主人からの関心を得ること」ではなく、「むーちゃんさんが自分自身に関心を持っていくこと」が鍵になると思います。

自分自身が感じていること、言いたいこと、したいことを表現していくことで、むーちゃんさんという人物は生き生きと存在感を増していく。そのためにも、外に向いていた「気づかい」の意識を自分の内側に向けることが重要です。ご自身をより深く知り、これまでひとりで懸命に頑張ってきたこともいたわってあげてください。

自分を大切にするというのは、つまり自分自身の感じていること、考えていることを、そのまま受け入れて表現することです。わがまま、自己中心的だと感じる人たちのように振る舞うくらいで、ちょうどいいかもしれないですね。

そうして自分を出していくことで、きっとご主人とのコミュニケーションも以前より増えていくことでしょう。たとえご主人が無関心だとしても、あなたがあなたに関心を持ち、大切にしていくことで、ご自身を肯定できるようになり、もっと好きになっていけると思います。その結果、周りの人への思いやりや真の愛情がわいてくることも期待できます。

まずは自分!

「嫌われてもいい」
「私に無関心でもいい」
「わがままになってもいい」

そんなふうに何度もつぶやいて、自分に伝えてあげてください。たくさん許して、たくさん感じて、本来のむーちゃんさんを、表舞台に出してあげてくださいね。

・このカウンセラーのブログ
http://ameblo.jp/happy-nodachancolor/

(編集/外山ゆひら)

(野田 和美)

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