失踪中のファン・ビンビン、謝罪声明を発表。

脱税疑惑に揺れるファン・ビンビンが公の場に姿を見せなくなって3ヶ月。ようやくビンビンは声明を出して、ファンを安堵させた。

『楊貴妃 レディ・オブ・ザ・ダイナスティ』などで知られる中国出身の美人女優ファン・ビンビンは、7月1日を最後に消息を断ち、その失踪を巡って連日メディアを騒がせていたが、脱税に関与したことで中国当局に拘束されているものと見られていた。

CNNによると、中国政府はビンビンによる巨額の脱税を認定。ビンビンに8600万ドルの罰金を支払うよう求めていると、国営メディアである新華社通信が報じているという。ビンビンは、さらに未払いの税金と手数料を合わせた4200万ドルも支払う必要があり、合計1億2800万ドル（約140億円）の支払いに応じれば、起訴は免れるという。

多額の罰金を支払うことを余儀なくされたビンビンは、中国のソーシャルメディアWeiboを利用し、騒動以来初めてメッセージを投稿。中国語で綴られるその内容には、獄中でのビンビンに何が起きたかが透けて見えてくる。

「私は、育ててくれた国を失望させました。さらに私を信頼してくれた社会を失望させ、愛してくれるファンも裏切りました」

「私がこれまでのキャリアを築き上げてきたのは、国と人民の皆さまのサポートがあったからこそです」

「人民の皆様の愛と支援だけでなく、共産党と国の素晴らしい政策なしに、私の存在はありません」

そしてビンビンは、罰金の支払いに応じることを約束した。

「私に課せられたすべてを受け入れます。これから税金と罰金を支払うための資金を調達するつもりです」

映画『X-MEN:フューチャー＆パスト』などハリウッドでも活躍するビンビンは、決まっていた映画はすべてキャンセルか延期に追い込まれたようだ。

ジェシカ・チャステイン、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ルピタ・ニュンゴら、世界の美女が結集する話題のスパイ映画『355』にビンビンも出演が決まっていたものの、撮影直前に消息不明になり降板。代役にはチャン・ツィイーの出演が噂されている。