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美人歯科医から学ぶ、歯と口元を若々しく保つための秘訣とは?

  • 2018.10.1
笑顔で口元を指さす女性

「ベロ出し」で口元の筋力アップ

舌を出し、目を見開く女性

「年齢を重ねると、あごの骨を支える筋力が衰えて顎関節が下がってきてしまい、歯が前に出たり、あごに痛みが出たりすることがあります。
口は、食べものをかんで体内にエネルギーをとり込む“エンジンルーム”のようなところ。食事をおいしくいただくためにも、体の筋力を鍛えてあごを健康に保つことを意識しています」(倉治先生)

筋力アップのために、日頃からジムなどで運動されているのでしょうか?

「忙しくて運動する時間がなかなかとれないので、特別なことはしていません。ですが、ムリなく続けられる“ながら”トレーニングをしています。

最近、続けているのが『ベロ出し』です。
舌に力をこめてベーッと出し、5秒間キープ。
これを3回繰り返すだけです。

このベロ出しをすると、あごの筋肉が鍛えられて肩のこりもとれる気がするんです。まわりに人がいるときはできませんが(笑)。ひとりでいるとき、パソコンを操作しながら、テレビを観ながらなど、気づいたときにいつでもできます」(倉治先生)

倉治先生は、正しい姿勢をキープするために意識的にお腹を引っ込めているのだそう。
果たしてどんな効果が期待できるのでしょう。

 

 

「お腹引っ込め」で美姿勢に

パソコンの前で目をつぶり、姿勢を正す女性

「背骨(脊柱)は頭部を支えていて、猫背などの悪い姿勢でいると、あごに負担がかかります。だから、あごの健康のためには“正しい姿勢”でいることがとても大切なんです。

私が正しい姿勢をつくるためにしているのが『お腹引っ込め』です。
イスに浅く座り、肩の力を抜きます。
おへその下(丹田)に力を入れ、お腹がペタンコになるぐらい、グーッと引っ込めてキープ。

これをすると、自然に背すじが伸びて、インナーマッスルも鍛えられます。
背骨が起きると、あごの関節もラクになってくるんですよ。
診療中、パソコンの操作中、ミーティング中など、この『お腹引っ込め』でいい姿勢を保つことを心がけています。

ほかにも、血流をよくするため、入浴中に湯船の中で足首や足指を回したり、反らせたり。歯磨きをしながら片足立ちになり、脚を上げ下げして股関節をほぐしたり。とにかく“ながら”でできることをしています」(倉治先生)

野菜を中心に、たんぱく質を含む食材を欠かさずとる

たんぱく質を含む食材と野菜

歯の健康のために、食事ではどのようなことを意識していますか?

「歯と歯を支える歯槽骨の間にある結合組織を歯根膜といいます。
この歯根膜の材料は、たんぱく質です。
肉類、魚介類、大豆製品、卵、乳製品など、たんぱく質を含む食品を、1日3食の食事で意識的にとり入れるようにしていますね。

また、私は野菜が大好きなので、サラダのほか、ミネストローネや豚汁などの具だくさんな汁ものやスープでたくさんの品目をとっています」(倉治先生)

疲れていても“笑顔”でいることを忘れない

笑顔でこちらを見る女性

倉治先生は、笑顔がとてもステキです。“笑う”ということも、アンチエイジングにつながっているのでしょうか?

「はい。意識的ににっこり笑って口角を上げ、表情筋を鍛えるようにしています。
疲れていても、口角を上げて笑顔をつくることによって、ポジティブになれる気がするんです。
いつも、笑顔とユーモアを忘れないようにしています」(倉治先生)

教えていただいたことは、すぐにマネできそうなことばかり。
あなたも、歯や口元のアンチエイジングに役立ててみて!

取材・文/掛川ゆり

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