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アナタは大丈夫? WHOが定める“アルコール依存症”チェック項目6つ

  • 2015.3.4
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【男性からのご相談】

アルコールが好きで、よく飲んでしまいます。毎日ビール瓶1本程度なのですが、妻から、「飲みすぎだ、アルコール依存症なのではないか」と言われました。実際のところ、アルコール依存症はどこからなのでしょうか?

●A. アルコール依存症の定義はWHOの『ICD-10』で定められています。

こんにちは、健康ライターの大塚朝香です。

年末年始とお酒を飲みすぎてしまった、という人も多いのではないでしょうか。お酒は場を盛り上げてくれるものですし、少量ならばむしろ健康にはいいものです。

しかし飲みすぎてしまうと健康を損ねたり、またアルコール依存症などの問題も起きたりします。

「どこからがアルコール依存症か」ということですが、これはWHOの『ICD-10』を基準に診断されています。

今回は、アルコール依存症についてお話ししていきます。

●アルコール依存症の基準6つ

【WHOの『ICD-10』で定められた基準6つ】

・飲酒への非常に強い欲求

・飲酒を開始したり、やめたりするタイミング、または飲酒量について、自分自身で節制できない

・飲酒を節制したときに、離脱症状(禁断症状)が起こる

・以前に飲んでいたときに比べて、同じ量の飲酒では酔えなくなっている

・飲酒以外の楽しみに魅力や興味が見いだせず、飲酒の時間や、それから回復するための時間が長くなっている

・飲酒によって、健康や人間関係、経済的な面などに被害がでているにもかかわらず、飲むことをやめられない

●アルコール依存症と量の関係

このようなことからも分かるように、アルコール依存症と“飲む量”というのは、密接に関係はするものの、「○g以上飲んだらアルコール依存症である」とするのは難しいのです。

ただ、厚生労働省が勧めているのは、“1日にビールなら500ml以下、ワインなら2杯程度、日本酒なら1合弱”が“節制できている量”とされており、これの3倍量が“危険な量”と言われています。

つまり、ご相談者様のように、“ビール瓶1本”というのは、上記であげた“節度ある飲酒”に相当するため、基本的には飲みすぎではありません。ただ、アルコールに強い、弱いというのは人それぞれですし、休肝日などを意識して作るのは良いことだと思われます。

【参考リンク】

・アルコール依存症 | 厚生労働省

●ライター/大塚朝香(フードアナリスト)

家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

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