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グッチ初のパリコレは、アングラなナイトクラブで開催!

  • 2018.9.26


グッチ初のパリコレは、アングラなナイトクラブで開催!
2018.09.26 20:00
パリコレ初日、グッチが会場に選んだのはナイトクラブ。ドレスを着たメンズモデルや、テーラードに身を包んだウィメンズモデルなど、ギーク感たっぷりにジェンダーレスなメッセージを込めた。

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グッチ(GUCCI)の会場となったテアトル・ル・パラスは70年代から80年前半にかけて崇められていたナイトクラブ。当時、たくさんの若者が、恋人や友人と終わらない夜を楽しんだ。グッチはそんな当時にタイムスリップしたようなアンダーグラウンドな雰囲気を作り上げていた。


2018年プレフォールのビジュアル、フランスのアルルで行われた2019年クルーズコレクション発表と続いた、フランスにオマージュを捧げた3部作のラストは、ブランド初となるパリでのショー開催だ。


異なるプリントとの組み合わせや、コスチューム、ヴィンテージ、モダンが計算しつくされたマッチングはアレッサンドロ・ミケーレならでは。80年代ショルダーのドレスに70年代のハイウェストの裾が広がったスーツ、ポンポンのような細く柔らかいフリンジを何重にも重ねたパンツやジャケットなど、ヴィンテージルックの数々は、当時の様子が記録された映像からヒントを得ている。なかでもファブリックや装飾、アクセサリーに採用されたキラキラと輝くグリッターアイテム、フリンジやオーストリッチやファーといった揺れるアイテムがパーティーシーンを一層盛り上げた。


ハイウエストのジャージや大きなフレームのメガネ、プリーツスカート姿のメンズに、テーラードブレザーを着こなしたウィメンズなど、グッチの象徴的なジェンダーを取り払ったギークスタイルも健在。ユニークなミッキーマウスのハンドバッグや羽の生えたブタのモチーフ、さらにアンダーウェアやルーズに履いているソックスなど、フレッシュなアイテムからも目が離せない。


会場前には、ゲストとして招かれたセレブリティを見るために一般の人々も数多く押し寄せ、当時のテアトル・ル・パラスのカオス感を見事に表現したかのようなショーだった。

Photos: InDigital Text: Aya Tsuchii

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