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お月見にさっと用意できる! ねこじゃらしのお飾り【昔ながらが”今”楽しい!レトロアートレシピ Vol.14】

  • 2018.9.20
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こんにちは! そんたんママです。

いつしか夜は鈴虫が鳴くようになり、秋の気配がしてきました。
9月24日は十五夜。子どもと一緒にお月見を楽しみたいですね。

お月見と言えばお団子とススキですが、ススキって意外と手に入りにくくはないですか?
今回は、ススキの代わりに身近なあの植物を使って、お月見飾りをしてみたいと思います!

■お月見のススキはなぜ飾る?



そもそもススキってなんで飾るのでしょう?

お月見は、もともと貴族が月を眺めて楽しんでいたものが次第に庶民に広がり、豊作を願い、秋の実りをお供えして神さまにお礼をする儀式になったものなのだそうです。

月の満ち欠けは農業に深い関わりがあり、信仰の対象だったのですね。

お団子は月に見立てて丸く、穀物の収穫に感謝してお米の粉でつくられたもの。

ススキは魔よけの意味もありますが、お団子と同じく収穫への感謝として、稲穂の代わりに飾るのだそうです。

■町中では意外と手に入りにくい?



そんな日本人にとってメジャーな植物のススキですが、子どもと「さぁお月見しよう!」となった時、意外と手に入りにくいことに気づきました。

見つけても人の敷地であったり、公共の場所に生えていてもとって良いのか微妙なところ…。

であればお花屋さんで買えば良いのですが、我が家の近くのお花屋さんには置いていませんでした。残念…!

■そんな時はねこじゃらし!



ススキが手に入らない! そんな時は、代わりにねこじゃらしを飾ってみるのはいかがでしょう。

ねこじゃらし(エノコログサ)もススキも、実は同じイネ科の植物。
稲穂に見立てるにはピッタリですし、お家の敷地内に生えていることも多いのではないでしょうか。

仮に公園で子どもと摘んだとしても、大物のススキと違って怒られることはあまりないと思います。

■ねこじゃらしを生けてみよう!



さっそくねこじゃらしを生けてみましょう!

細長い花瓶が合いますが、無ければお酒などの空き瓶で構いません。

ねこじゃらしは長めに摘みます。
お花と一緒で3本や5本といった奇数がバランスがとりやすいです。




あとは好きなように生けてみましょう!

カサカサなねこじゃらしですが、お水が必要なので入れてあげてください。
瓶の中に入る下の方の葉っぱは、水に浸かると腐るのでとってしまいます。




お団子と一緒に窓際に飾れば、カンタンお月見飾りの完成です!





■飾った後はドライフラワーにしてみよう



ねこじゃらしは時間がたつと種がポロポロこぼれ落ちてしまうので、お月見が終ったら束ねて逆さにし、風通しの良い軒下などに3日ほど吊るしておきます。




乾燥後、軽くしごいて種を落とせば、かわいらしいドライフラワーとして長く楽しめます。




いかがでしたか。

子どもも親しみやすいねこじゃらし。
身近な素材を使って、親子でお月見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(やまだ そのこ)

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