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【ひとみしょうの男って実は…】男から見る「遊びやすい女性」とは?

  • 2018.9.19
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じつは男も、女性に遊ばれて捨てられて泣いています。女性の中には「この男性と寝たい」と思ったら、すごく上手に男に接近する人っているじゃないですか。見た目が肉食系の女性ならまだかわいらしいほうで、見た目はすごくおとなしそうなのに、すごくヤバいことをする女性っていますよね。

たとえば、相談があるとかなんとかとうまい口実をつくって男に接近して、相談の中で「じつは」みたいな話になって、その話がエロの方向にじんわりと流れていって、そんなことになったら男はやっぱりというかなんというか嬉しくなって速攻で合意をとりつけてラブホに行って、ふたりでハダカになって……。そういうことが何回かあったのちに、女性が「もう会わない」とか「もうヤラない」とかと言い張るケース。

そんなことされたら男は悲しくなって、2週間くらい生きた心地がしないんだから。

男は女性との会話で「いける」と判断している

男が「この女性とは遊べそうだ・遊びやすそうだ」と踏むときって、決まって「できる」と確信した時です。できるというのは、言うまでもなくエッチができるということで、「この人、押せば落ちそうだ&エッチが好きそうだ」と確信した時に「遊べそう」と思います。

この「できる」と確信する時というのは、ネットにすでに出ているように「洋服がチャラそう」とか「誘いを断らない」というような女性の外見から判断するというより、会話でそう判断するというケースのほうが多いです。

男女って出会ってすぐ「では遊びましょう」となることはほぼなくて、それなりに会話したあとに遊ぶ人たちは遊ぶようになりますよね。

たとえば、おなじプロジェクトをやっている中で、深夜残業の時なんかにちらっとプライベートな話になって「わたしは半年エッチしてない」とか、なんかそういう話になって、それを聞いた男が「いける」とか「この人、エッチが嫌いじゃなさそうだしな」とかと思うとか、たとえばそういうことです。

「遊べる」と踏んで、それが失敗したらセクハラになる

つまり男たちは、「その女性がどこまでエロいことに興味関心があるのか?」を、女性の言葉に(あるいは言外に)感じとった上で「いける」「遊べる」と踏んでいるわけです。

その失敗例がセクハラです。たとえば先に挙げた、深夜残業のときに「わたし半年エッチしてないの」と女性から聞いた男は、即「できるかも」と直感するので、ヤれる方向に話をもっていこうとします。あるいはそそっかしい男なら、その場で女性の肩やらどこかを触るかもしれない。で、1度や2度なら、心やさしい女性であれば「も~!勘違いしないでくださいよ」とやんわりと言うだけだと思います。

この「も~!勘違いしないでくださいよ」すら勘違いしてしまった男は、「イヤもイヤよも好きのうち」と解釈して、どんどん行為がエスカレートします。

男は会話のなにで遊べそうと判断する?

それで、女性がその男性と遊んでもいいと思っているのなら話は簡単で、ふたりで遊ぶといいのです。結果として、男が女性を捨てることになるのか、その逆パターンになるのかはさて置くとして、とにかくどこかの地点で合意のうえで遊ぶといい。でも合意にいたらなかった男と女は、その女性の心的負担を思えばもう、女性がセクハラで男を訴えるしかないわけです。

つまり「遊び」も「セクハラ」も、男は女性との会話のノリで「遊べそうか遊べなさそうか」を判断します。ノリが良ければ(会話のテンポが小気味いいものであれば)遊べそうと判断します。会話のノリのみならず内容で判断する場合は、下ネタ(っぽいこと)を女性から振ってきたら遊べそうだなと判断します。

ちょっと話はそれますが、男女逆差別について

でも思うんですが、今回の原稿のテーマって、僕が男として「男はこういう女性のことを『遊べそう』と判断する」と書くというより、「確信犯の女性」がその手口を赤裸々に書いたほうがいいと思うんですよね。男が女性をもてあそぶというのは、もてあそばれたいと思っている女性が存在し、そのような雰囲気を醸し出しているから、ということもあるわけだから。

でも、ネットにはこんなにたくさんの恋愛コラムの書き手(女性)がいても、そういうことをみずからの気持ちに正直に書いている人がほぼいないって、それどういうことよ?と思うんですよね。

このへんのことは、根深い男女逆差別だなあと思います。つまり、遊ばれて泣くのは決まって女性であるという風潮ってあるじゃないですか。

でも冒頭に書いたように、遊ばれて泣く男もいるんですよ。でないと、サザンの歌の多くは成立しないからね。男は女性に遊ばれ、「もうヤラせてあげない」と宣告され、明け方までひとりでヤケ酒を飲んで、涙で振り返るなぎさ橋(仕事に大きく差し障る)。

そのへんのこと、ホント、女性はわかってないなあと思います。

(ひとみしょう/作家)

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