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緊張しやすい人必見!元タカラジェンヌが教える「3STEPストレスケア」

  • 2018.9.17
頭を抱える女性

■感情はコントロールしなくていい

みなさんは、緊張したとき、不安になったとき、焦ったとき。主にマイナスの感情がでてきたとき、どうしていますか?
そんなときに自分だったらどうするか。大人になると“思考”や“理性”が強く働くようになり、対処法のクセができていると思います。まずは、ふだん何気なくやっていることを振り返ってみてください。そこに答えがあります。そして、脳のメカニズムを知り、自分でできるストレス軽減法をポケットにひとつ増やしましょう!

【感情=できごとに対する心の自然な反応】
大人になると“思考”や“理性”を優先して行動しがちになります。
子どもの頃は、“感情”と“行動”が直結していたことが多かったのではないでしょうか?

【子ども】
楽しいから→遊ぶ!(感情=行動)
キラいだから→食べない!(感情=行動)
【大人】
ムカつくけど→大人だから→怒っちゃいけない。(感情→理性→行動)
好きだけど→太るから→食べちゃダメ。(感情→思考→行動)

でも、この“感情”と“行動”の間に“思考・理性”が入ることが、ストレスの原因や
パフォーマンスの低下につながっているのです。

疲れて眼鏡を外す女性

でも、大人になると感情をコントロールしたくなります。
例えば、過去に「緊張して、失敗した」という経験があると、「緊張=悪いもの」と感情を評価するようになってしまうのです。そして、緊張したとき、それを思考で抑えようとします。

心の自然な反応の“感情”に、いいも悪いもないんです。
プラスの感情=いいもの。マイナスの感情=悪いもの。と評価してしまうクセを、まずはなくすことが肝心です。

■「感情」と「思考」の不一致とは?

そもそもコントロールできないものをコントロールしようとすることで、脳の中で「感情と思考の不一致」状態が起きます。緊張という感情で、車を使って例えると、「緊張している!」というアクセルと「緊張するな!リラックス!」というブレーキを同時に踏んでいる状態。続ければ、車はパンクしてしまいますよね。その摩擦が起きることで、過緊張を起こしたり、ストレスが生じます。
もうひとつ例えると、小学校の担任の先生が2人いたとして、ひとりの先生が「起立!」と言い、もうひとりの先生からは「着席!」と同時に言われたら体が迷ってしまいますよね。

これにより、体がガチガチになる。頭が真っ白になる。手に汗をかく。といったように、体に反応が出て、行動に影響を及ぼします。この“感情と思考の不一致”を起こさないためにメンタルトレーニングを使っていきましょう。

■感情とうまくつき合う3ステップ

1、感情に気づく

まずは、感情に気づくことが大切です。そこで“感情日記”というものをご紹介させて頂きます。

できごと日記(〇〇さんと、〇〇で〇〇を食べた。)ではなく、感情の言葉を7つ入れて日記を書くというものです。(〇〇さんと話せて“楽しかった”。〇〇で〇〇を食べて“おいしかった”。など)
感情に気づきやすくなるところから始めてみましょう。

感情=サインです。
自分だけは、一番の理解者になって、心のままの感情に耳を傾けてあげましょう。

2、感情を評価しない

感情に気づくことができたら、次は感情を評価しないで、そのまま受け入れる。
「私、緊張してるな〜。自然な反応だから仕方ないな」といった感じです。

3、感情と思考を一致させて行動する

そもそもコントロールできない感情にあらがわず、「その感情を持ったまま成功体験を積み上げる」ことが大切です。「緊張してもできた!」と体感していくことで、緊張はなくならなくても、緊張が怖くなくなっていきます。ゴールは、「緊張しないこと」ではなく。「緊張してもできること!」と考えましょう。

最後に、ここでお伝えしたいことをひとつ。
私たちが考える「メンタルが強い」というのは、ポジティブでいつづけることでも、いつも前向きで明るいことでもありません。

どんな自分でも、どんな感情を感じていたとしても、自分を否定せず、
“ありのままの自分を受け入れ、目標やなりたい自分に向かって行動を起こし続けられること”なのです。

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