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秋は抜け毛や髪ダメージが気になる!体の内から髪トラブルを解消

  • 2018.9.15

夏の汗や強い紫外線、夏バテによる栄養不足、生活リズムの乱れなどの影響で、秋になると抜け毛や髪のパサつきなど髪のダメージが目立ちます。

髪のトラブルには、日焼けやドライヤーによる乾燥や過度なカラーリングなどによる薬剤のダメージ、誤った洗髪による外的なダメージの他、女性ホルモンのバランスの乱れ、栄養不足による貧血、精神的ストレスなどの内的な要因が考えられます。髪への負担を出来るだけ避け、生活を整え、バランス良く栄養を摂る事が大切です。

1. ストレスやホルモンバランスの乱れには

生活リズムと食事リズムを見直し、バランスの良い食事を心がけましょう。ダイエットなどで無理な食事制限をすると、髪や肌がパサパサになってしまいます。その様な症状が出たら要注意です。
ストレスを解消し、ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活が大切です。睡眠時間をしっかり確保し、心身と脳の疲労を癒しましょう。朝日を浴びると睡眠を促すメラトニンが分泌され、体内時計がリセットされます。朝ごはんは、野菜ジュースだけ、炭水化物だけではなく、髪の生成や成長に必要な「たんぱく質」をしっかり取り入れましょう。

2. ホルモンバランスを整えるには、ビタミンE

ビタミンEは坑酸化作用があり、アンチエイジングには欠かせないビタミンです。坑ストレス作用や血行を促進する働きもあり、性ホルモンをはじめ、脳下垂体や副甲状腺のホルモンを保護し、ホルモンバランスを整えます。通常の食事をしていたら不足する事はないのですが、外食や偏食、油を制限している方は注意が必要です。ビタミンEが不足するとホルモンの欠乏を起こす可能性があります。
ビタミンEは小麦胚芽、種実類、植物油、うなぎに多く含まれます。油は酸化しやすいので、良質な食材で摂取する事を心がけましょう。

3. 貧血による髪のトラブルに良い食べ物

鉄分の多いレバー、貝類、胡麻、ほうれん草、プルーン、大豆製品などを意識的摂取しましょう。また、鉄はビタミンC(緑黄色野菜や柑橘類、じゃがいも)やクエン酸(柑橘類、酢、梅干し)などと一緒に摂取すると消化吸収が高まります。

4. ストレスや疲労回復に良い食べ物

ビタミンC(緑黄色野菜や柑橘類、じゃがいも)とクエン酸(柑橘類、酢、梅干し)やリンゴ酸などの有機酸にビタミンB1(未精製の穀類や、豚肉、種実類)を組み合わせて摂取すると効果的です。

5. 健やかな髪に導く食べ物

栄養を運び健やかな髪に欠かせない、甲状腺ホルモンの原料となるヨードを含む海藻、青背魚、種実類、豚肉、鶏肉などを意識的に摂り入れましょう。
また、昔から「髪には黒い食べ物が良い」とされていますが、黒米、黒豆、あなご、うなぎなどには、老化を遅らせて、血の巡りを良くする働きがあります。

6. 頭皮をマッサージ

また、髪の毛だけでなく、頭皮の状態もチェックしましょう。思考が優位になりがちの方や、ストレスが溜まっている方は頭がカチカチです。ヘアトニックやヘアオイルを使用し、頭皮を全体的にマッサージしましょう。

生え際、頭頂の百会、後頭部の中央のくぼみあたりのツボを優しく指圧すると頭がスッキリし、リラックスします。強く行うと髪に摩擦がかかり、かえって抜け毛の原因になるので、頭皮を動かすような感じでゆっくり行いましょう。指の腹でトントンと頭皮を同じリズムで刺激するタッピングを合わせて行うと効果的です。頭皮のコリは、顔(表情筋)のコリ、肩コリにつながります。頭皮の血行が良くなるとシワ、たるみの改善、美肌にも繫がります。

7. 健やかな髪に導くオイルとアロマ

抜け毛やパサつきが気になる髪には、ホホバオイル、アルガンオイル、椿油など髪に良いオイルを用意し、乾いた髪をブラッシングした後、お好みのオイルを地肌と髪になじませ、20~30分置き、その後に洗い流し、洗髪すると毛穴の汚れが落ち、髪の毛がしっとりと仕上がります。
ヘアオイルには、アロマオイルを数滴たらして使用するとさらに効果的です。グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどの柑橘類に含まれるリモネンには、抜け毛の予防が期待できます。またイランイランには、ホルモンバランスを整え、皮脂バランスを調整し、抜け毛や育毛に導く働きがあります。

*アロマオイルは、体調不良時や体質によって避けた方が良いものもあるので確認してから使用しましょう。

8. 髪の洗い方を見直す

シャンプーの質や量、洗い方や洗い過ぎも抜け毛に繫がりますので、合わせて見直ししていきましょう。秋になると乾燥しやすくなるので、トリートメントやオイルをなじませて保湿する事も大切にしていきましょう。

監修・文章/宮本そのみ(管理栄養士)

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