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【GLAMなオトコ】Vol.19ユアン・マクレガー、プーのアドバイスで「何もしない」に挑戦!『プーと大人になった僕』出演で得たものとは?

  • 2018.9.12
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ユアン・マクレガー01

ディズニーの大人気キャラクター「くまのプーさん」を初めて実写化した映画『プーと大人になった僕』がいよいよ9月14日(金)より全国公開となります。

大人になったクリストファー・ロビンが、幼い頃の大親友・プーさんと再会し、森の仲間たちを一緒に探すために、懐かしい“100エーカーの森”を訪ねることに。ロンドンを舞台に、忘れてしまった「大切なモノ」を思い出させてくれる感動の物語が描かれています。

公開に先立ち開催されたジャパンプレミアには、主人公のクリストファー・ロビンを演じるユアン・マクレガーが親友のプーと一緒に初来日! ユアンそして、ファンにとっても待望の来日となったこのスペシャルな機会に、自身が演じたクリストファー・ロビン、大親友プーさんとの共演、さらにユアンのGLAM(魅力的・幸せ)な時間について語ってもらいました。

(C) 2018 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

Q.A・A・ミルンが創作したこのキャラクターについて、どんな思い出がありますか?

僕もちょうどプーさんのようなクマのぬいぐるみを持っていたんだ……。おかしな腕と脚の関節を持った、ちょっとオールドファッションなクマだったね。くまのプーさんではなかったけど、とてもプーさん的だったんだ。今回の映画でプーさんと一緒に演じたとき、あの古いクマの記憶がよみがえってきたよ。

Q.この映画に登場する動物のキャラクターたちについてお話しください。

この映画のために作られたりデザインされた生き物たちは、とても素晴らしいんだ。彼らはただじっと座っているだけでも驚くほど特徴的だったね。

Q.大親友のプーさんをはじめ、ぬいぐるみの動物たちはどういう外見でしたか?

どれも美しく、とてもリアルに古さのようなものも出ていたね……。たとえばくまのプーさんのお腹のところには、ちょっとはげかかった小さな箇所があったりした。どれも30年間ずっとおもちゃ箱に入っていたような雰囲気だったよ。

Q.映画のセットについてお話しください。

僕はこれまでにもたくさん時代モノの作品に出ているけど、時代モノの映画の危ないところは、ややもするとやり過ぎ感が強すぎて時代ばかりが見えてしまうことなんだ。だけどこの映画は、うまいこと、そうはならずにいる……。とにかくとてもリアルに感じられるものになっているね。それはきっと、この映画の才能豊かなプロダクション・デザインや衣裳デザインのお陰じゃないかって思うんだ。

(C) 2018 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

Q.監督のマーク・フォースターと一緒に仕事をした感想は?

マークや、たとえば撮影監督のマティアス・コーニングスウィーザーとか、マークがこの映画を一緒に作るため選んだ人々が素晴らしい仕事をしたおかげで、美しい屋内や屋外のセットも含めて、すべてがとにかくものすごく美しくてクラシックでリアルなものになっているね。

Q.ご自身が演じたクリストファー・ロビンというキャラクターに共感を覚えましたか?

僕はクリストファー・ロビンが本当に好きなんだ。彼を演じることも本当に好きだったし、彼を演じたいと心から思えた……。彼そのものとは言わないけど、彼の性格については、僕自身の中に長い間ずっとあったもののように感じているよ。

Q.作中であなたの妻イヴリンを演じたヘイリー・アトウェルについてお話しください。

僕はヘイリーが大好きだよ。ヘイリーと僕は数年前にウディ・アレン監督の『ウディ・アレンの 夢と犯罪』という映画でコリン・ファレルと一緒に共演しているんだ。あれは確か彼女が演劇学校を出て最初に出た映画だったんじゃないかな。あの映画で彼女と一緒に仕事をするのは楽しかった。だから、マークからこの映画で彼女をキャスティングしようと思っていると聞いて、すごくうれしかったよ。

Q.あなたの娘マデリンを演じたブロンテ・カーマイケルについてはいかがですか?

ブロンテはラブリーだね。彼女はとてもナチュラルで、それでいて、とてもリアルなんだ。この作品が彼女にとって初めての映画出演だったと思うんだけど、とても上手だったね。本当に愛おしいよ。

Q.子どもの頃、プーと仲間たちが住む100エーカーの森のような秘密の場所はありましたか?

あったよ! 僕はスコットランドのクリフという丘に面している街で育ったんだ。ちょうど丘に面しているところが森林になっていてね。僕たちは「ノックの森」って呼んでいたよ。16歳までその街にいたんだけど、森で長い時間を過ごしていたね。割と小さい街で、子供が好きにあちこち遊びに行ける安全な場所だったよ。

8歳くらいから自転車に乗って森に遊びに行って、夜遅く帰ってくるというのが僕たちの日課だったね。路地から見えないような場所に小屋を作ったり、カタパルト(飛行機を飛ばす発射台)を作って、戦争ごっことかもしていたよ。松の実を発射していたから、通りかかった人が頭の上に落ちてきた松の実を見て「リスの仕業かな?」なんて言ってたよ(笑)

クリストファーのように、イマジナリーフレンドはいなかった。本当はもっとたくさんヤバイこともしたけれど……、ちょっとここでは言えないよね(笑)

Q.この映画では「幸せ探し」がテーマになっていますが、ユアンにとって日常で感じる“GLAM(魅力的・幸せ)”な時間とはどんなものが教えてください。

実は、プーさんのアドバイス通りに「何もしない時間」を作って過ごしてみたんだ。ちょうどこの作品を撮り終えた後に、9ヵ月くらいオフを取ってね。以前の自分だったら、そんなに長い時間何もしない、仕事をしないなんてことは、すごいチャレンジングなことだった。でも、本当にサイコーの時間を過ごすことができたよ。

僕はもともと趣味が多い方なのだけど……。古いバイクは乗るのも集めるのも、いじるのも好き。とにかくバイクが大好きなんだ。そこから古い車も好きになってね。実は今回の作品でイヴリンが運転していた車を買い取ったんだよ。みんなはすごく笑ったけど、僕にとっては今まで嗅いだ中でサイコーの匂いの車でね。皮も、オイルも、とにかくすべてがすごくいい匂いだったんだ。

どうしてもこの車が欲しくなったから、所有していたディズニーに話して買い取らせてもらったんだ。ちょうど、来日する2日前にロスの家にやっと届いたところだよ。

今までは、趣味に割く時間は、仕事の合間に無理やり作っていたけれど、今回はたっぷりと時間があったからね。とても、幸せな時間だったよ。9月から新作の撮影が始まるんだけど、僕、ちゃんと仕事モードになれるかな、大丈夫かなってちょっと心配になっちゃうくらい、何もしない時間を堪能したよ。

【プロフィール】
ユアン・マクレガー/1971年3月31日、スコットランド・クリフ生まれ。映画デビュー後の翌年に公開されたダニー・ボイル初監督作品『シャロウ・グレイヴ』(1994)に出演し、注目を集める。一躍脚光を浴びたのは、ダニー・ボイルと2度目のタッグとなった主演映画『トレインスポッティング』(1996)。スキンヘッドのジャンキー、マーク・レントンは若者たちの間で人気が爆発、イギリスの映画賞を総なめにした。そして、1999年に『スター・ウォーズ』新三部作のオビ=ワン・ケノービ役に抜擢され、人気を不動のものとした。ニコール・キッドマン共演の『ムーラン・ルージュ』(2001)やレニー・ゼルウィガー共演の『恋は邪魔者』(2003)、実写版『美女と野獣』(2017)など多くの作品で歌声も披露している。


『プーと大人になった僕』
9月14日(金)全国ロードショー
監督:マーク・フォスター
出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、ジム・カミングス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト


Writer/ Shinobu Tanaka

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