1. トップ
  2. レシピ
  3. 京都旅行のお土産を自分の手で。生八つ橋づくり体験

京都旅行のお土産を自分の手で。生八つ橋づくり体験

  • 2018.9.10
  • 1479 views

京都・左京区にある「八つ橋庵しゃなり」は、おみやげ店・カフェ&レストラン・体験教室という3つの顔を持つ京菓子かるちゃー体験館。京町家の雰囲気ただよう空間で、京都の人気菓子「八つ橋」の手作り体験ができると観光客に人気のスポットです。京都の良さがギュッと詰まった「八つ橋庵しゃなり」の魅力をご紹介します。

「八つ橋庵しゃなり」では京菓子づくりが体験できる

「八つ橋庵しゃなり」は、京都市左京区の一角にあります。2011年3月11日、"京菓子かるちゃー体験館"としてオープン。店舗の外観は、京町家の雰囲気が漂っています。1Fはショップ&テイクアウトカフェ、2Fはカフェ&レストランです。京みやげを探したり、おいしい京料理を味わったりすることができます。

さまざまなメニューから選べる京菓子づくり体験も大人気です。まさに、大人から子どもまでマルチに楽しめるお店。おひとりさまにも、グループにもおすすめのスポットです。

「八つ橋庵しゃなり」の生八つ橋づくり体験をご紹介

八つ橋の起源とは?

「八つ橋庵しゃなり」では、生八つ橋づくり体験が大人気。そんな八つ橋の起源には、八橋検校(やつはし けんぎょう)という人物が深く関わっているのをご存じでしょうか。

1614(慶長19)年生まれの八橋検校は、22歳のときに上洛し、盲人の公職として最高位の検校となったのち、江戸で筑紫箏を学びました。その後京都に戻り、箏曲八橋流の創始者となったのです。

そんな八橋検校は、ものを大切にする人物で、米びつに残ってしまうお米のことが気になっていました。あるとき、八橋検校はなじみの茶店主人に対し、お米のとぎ汁に残った小米・砕米を挽き、蜜とニッキを加えてつくる堅焼煎餅のことを教えます。その堅焼煎餅こそが、八つ橋の起源といわれているのです。

生八つ橋づくり体験の手順とコツ

本格的な生八つ橋づくりの流れをご紹介します。体験ではニッキ、抹茶、プレーン3種類の生地を手づくりすることができます。

まずは、上新粉・砂糖・白玉粉・水をゴムベラで混ぜ合わせるところからスタート。ダマをしっかり潰していくのがコツです。その後、蒸し器に移して7分間蒸します。蒸しあがった生地はとても熱いので、注意が必要です。

蒸し器から取り出した生地を3等分にしたら、ニッキや抹茶を練りこんで、丸めていきます。きな粉を敷き、めん棒で生地を伸ばしていきますが、厚みを均一にするのがポイント。多方向に伸ばしていくと、きれいな円状になります。

最後は生地を正方形にカットして餡を包み、端を軽く押してくっつけたらでき上がり。切り落とした生地はその場で味見が可能。また、でき上がった生八つ橋は持ち帰ることもできますよ。

バラエティ豊かな「八つ橋庵しゃなり」の体験教室

「八つ橋庵しゃなり」の体験教室は、生八つ橋づくりだけではありません。京やさいのまんじゅう、生麩まんじゅう、みたらし団子、ねりきり細工など、定番の和菓子づくりも体験可能。ほかにも、本格おとうふづくりや京七味づくりなどがあり、京の食文化を手軽に知ることができます。

さらに、まゆ人形づくりや手描き友禅などの工芸メニューも充実。日本の伝統文化に触れることができる「八つ橋庵しゃなり」の体験教室は、外国人観光客や家族連れにも評判です。

「八つ橋庵しゃなり」は体験教室以外も魅力満載

京みやげ探しとテイクアウトメニューが楽しめる1F

「八つ橋庵しゃなり」は、体験教室以外にも楽しみが盛りだくさん。1Fのショップ&テイクアウトカフェは焼きたてドーナツ、創作和洋菓子などを販売しているので、おいしい京みやげ探しにぴったりです。

ミニテーブルとイスが設置されたスペースでは、テイクアウトメニューを気軽に楽しめます。メニューには焼きたてドーナツのほか、ソフトクリーム、フルーツスムージーなどもあるので、軽く休憩したいときにおすすめです。

2Fではこだわりのランチやスイーツが味わえる

「八つ橋庵しゃなり」の2Fにあるカフェ&レストランでは、こだわりのランチスイーツが味わえます。"しゃなり流創作ランチ"は旬の野菜を使っているので、ボリュームがあるのにヘルシー。カレー、炊き込みご飯、湯豆腐などをメインにしたセットや御膳をいただけます。

スイーツには、新鮮なフルーツを贅沢に使用。「おとうふチーズケーキ」「自家製生麩まんじゅうとフルーツ八つ橋」など、京都らしさを感じられるメニューも揃っています。

「八つ橋庵しゃなり」を訪れるなら事前予約が便利

「八つ橋庵しゃなり」を訪れる際は、事前に予約するのがおすすめです。要予約の体験教室だけでなく、食事のみの予約も可能。個人でも団体でも申し込みできます。当日予約は電話のみ受付。スケジュールを前もって決めておくのであれば、WEB予約が便利です。

WEB予約の方法は、「八つ橋庵しゃなり」の公式サイトにある予約ページで必要事項を入力し、送信するだけ。メニューも一覧でチェックできるので、あまり慣れていない方でも使いやすいでしょう。折り返しで確定のメールや電話がきたら、予約は完了。当日は、スムーズに体験や食事を楽しむことができます。ぜひ活用してみてください。

「八つ橋庵しゃなり」で京の食文化に触れる休日を

生八つ橋づくりが体験できる「八つ橋庵しゃなり」について、詳しくお届けしました。日常生活であまり経験することのない和菓子づくりは、ステキな思い出になること間違いなしです。いつもと違った休日を過ごしたいときには、「八つ橋庵しゃなり」を訪れて京の食文化に触れてみてはいかがでしょうか。

スポット情報

  • スポット名:八つ橋庵 しゃなり
  • 住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町69−1
  • 電話番号:075-754-0611
元記事で読む
の記事をもっとみる