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東京消防庁「本所防災館」で水害への正しい知識を身につけよう

  • 2018.9.9
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大雨による河川の氾濫などで起こる水害。東京押上にある「東京消防庁本所都民防災教育センター(本所防災館)」では、水圧がかかっているドアの開放体験など、模擬体験を通して水害への知識を深められる体験型施設です。

危険性や対策を学べる施設で、災害から身を守る術を学んでみませんか。

水害を模擬体験できる「都市型水害体験コーナー」

近年、台風や集中豪雨の影響により発生している水害。「東京消防庁本所都民防災教育センター(本所防災館)」では、地震や火災、風水害など、模擬災害を体験できます。

1Fの「都市型水害体験コーナー」では、局地的集中豪雨や自動車が浸水して水圧がかかっているドアの開放体験ができ、水害の恐ろしさを実際に体験できます。

台風や局地的豪雨が起きた際に、気を付けることや事前の準備など、“もしものとき”に役立つ知識や対策もしっかりと学べるので、自分を守ることにもつながります。

短時間豪雨による水害の特徴を学ぼう!

水が集まり流れる場所

河川や下水道、用水路など、水が集まって流れる場所では、短時間に強い雨が降ったり、回りから降った雨が流れ込むことで、数分~数十分で危険な状態になる場合があります。

上流で雨が降った場合

自分の居る場所で雨が降っていなくても、上流など離れた場所で降った雨が流れてくることによって、水位が上昇し、危険な状態になる場合があります。多摩川のような大きな川でも、40分間で約30cmも水位が上昇した事例もあるのだそう。

わずかな雨でも危険に

比較的小さめな河川や下水管、用水路などでは、わずかな雨でも水位が増し、危険になる恐れがあります。このような場所では、大雨や洪水警報・注意報の発表基準に達しない場合でも災害につながる危険性もあります。

短時間豪雨による水害の危険性を知ろう

側溝や排水溝

側溝や排水溝にゴミなどが溜まると水が流れなくなり、増水につながる危険があります。そのため、日頃から清掃をしておき、水が滞りなく流れる状態を維持することが大切です。

地下室

地下に水が流れ込んだ場合、水圧でドアが開かなくなる恐れがあります。地下に流入する水の勢いで避難ができなくなることもあるので、危険を感じたら早期に避難するようにしましょう。

水位がドアの半分程度に達すると、車のドアが開かなくなり、外に出られなくなることも。車が水没するような高架下のアンダーパスなどでは注意が必要です。

マンホール

冠水した道路では、マンホールの中へ雨水が流入している場合があります。泥水で足元が見えにくい場合などは、吸いこまれる危険があるので、注意が必要です。

地下に潜む水害の危険

地下空間では水位が出入口などの高さを超えると一気に浸水が始まります。短時間で水位が上昇する恐れがあり、地上と異なる危険が潜んでいます。

様子がわかりにくい

地下では、外の状況がわかりにくいため、避難への判断が遅れがちとなります。そのため、気象に関する情報をこまめにチェックしておくことが大切です。

避難が困難に

地上が冠水すると地下へと一気に水が流れ込んできます。避難路が水の流入経路と重なり、避難が困難になる可能性もあります。

ドアが開かなくなる

地下へ水が流入すると水圧でドアが開かなくなり、脱出できなくなる可能性があります。

停電する恐れも

浸水により、停電になる恐れもあります。停電した場合、エレベーターに閉じ込められたり、防火扉の閉鎖などが発生します。

“もしものとき”に自分を守れる知識を

ときには大規模な災害につながりかねない水害。保水機能が低下していることもあり、都市部では被害の割合が増えています。

“もしものとき”自分を守れるよう水害に関する知識を「東京消防庁本所都民防災教育センター」で学んでみませんか。

スポット情報

  • スポット名:本所防災館
  • 住所:東京都墨田区横川4-6-6
  • 電話番号:03-3621-0119(予約)
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