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自信がなくて緊張…どうやったら人前で話せるようになりますか?【心屋仁之助 塾】

  • 2018.9.4
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人前で緊張せずに話せるようになりたい」という、eirryさん(37歳・会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえさんからアドバイスをいただきました。

■eirryさんのお悩み

自分に自信がなく、人前に出ると緊張してしまいます。

緊張せずに話すことができるようになって、自分に自信を持ちたいです。

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾認定講師の高橋かずえさんより

eirryさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。

自分に自信があったら、人前に出て話すときも、きっと緊張しないはず。今のeirryさんはそう思っているのですね。

しかし、「緊張するのは自信がないから」というのは本当でしょうか? 一旦、「緊張すること」と「自信を持つこと」を切り離して考えてみましょう。

まず、人前で緊張するのはどうしてなのでしょうか?

人前で話すとき、eirryさんの心の奥ではどんな気持ちが働いているか、考えたことがありますか? 人前に立つとき、それは「自分を他人から見られる」ことを意識する瞬間でもあります。

誰かに見られる、つまり「注目される」と思うとき、多くの人の心では「よく見られたい」という気持ちが働きます。

では、eirryさんはどんなふうに見られたいと思っていますか?

例えば「有能な人に見られたい」「しっかりしている人に見られたい」「失態を見られてはいけない」など、”理想の自分”に見られたいという気持ちが多少なりともあるのではないかと思います。

しかし、この理想の自分に見られたいという気持ちが緊張を呼んでしまうのです。そこには、自分で自分のことを「本当はそんな人ではない」と思う気持ちが含まれているからです。

例えば、「有能な人に”見られたい”」と思っているとしたら、「私は本当は有能ではない」と心のどこかで自分を否定している。「しっかりしている人に”見られたい”」と望んでいるとしたら、「私はしっかりしていないからダメなんだ」と心のどこかで自分にダメ出しをしている…。

つまり、「”自分が思っている自分”以上に、他人から自分を良く見られたい」と思うからこそ、緊張をしてしまうのです。

簡単に言うならば、「格好をつけたいとき」に人は緊張するのですね。格好をつけるのは、もうあきらめてみませんか? 「失敗してもいいか」という気持ちで挑むと、だんだんと緊張しない自分になっていけます。




続いて、自信を持つことについて。

「自信」とは外側からつけ足すものではなく、「ダメな自分のままでも大丈夫だ」と知ることで、内側から生まれてくるものです。まず「自分はダメな人間だ」というネガティブな思い込みは捨てましょう。あわせて、「別にダメなままでも大丈夫」ということを信じてみてほしいなと思います。

「失敗してもいいか」と思いながら場数を踏んでいくことで、あとから自然と自信はわいてくるもの。もし、次に人前に立つチャンスがあったときには、「たとえ失敗しても私は大丈夫なんだ!」と思ってみてください。

「緊張すること」と「自信がないこと」はイコールではありません。「自信を持てたら緊張しない」でも「緊張しないために自信をつける」でもないということを、ぜひ覚えておいてほしいなと思います。

最後に、eirryさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。

「私は私。失敗しても大丈夫だー!」

ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。

・このカウンセラーのブログ
https://ameblo.jp/pakupaku-kazupi/entry-12290558662.html

(編集/外山ゆひら)

(高橋かずえ(カエル姉さん))

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