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メイクのプロがお答えします!花粉症シーズンは「メイク、スキンケアしてイイの?」

  • 2015.3.2
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気象庁によれば、今年のスギ花粉の飛散量は、地域によっては昨年の2.5倍にもなるという予測がされています。筆者も花粉症に悩む1人ですが、人によっては“肌が荒れてしまって”どうにもならないという悩みもお聞きします。

花粉症のときって、スキンケアはどうしたらいいの?メイクはしないほうがいいの?というさまざまな疑問に、メイクアップアーティストの黒木絵里がお答えします。

 

■Q1:メイクはしたほうが良いの?

⇒A. ◯ 薄くメイクをして肌にバリアを作り、花粉から肌を守りましょう

アレルギー症状そのものによる肌荒れが出る人もいますが、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどをこすってしまうことで生じる摩擦ダメージを考えなければいけません。

こすってしまうことによって皮膚には、無数の見えない傷ができてしまいます。そのダメージによって、肌のバリア機能が崩れ、乾燥や肌荒れという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

こんな敏感な状態になっていることから、「メイクはしないほうが良いのかな?」と思いがちですが、この場合はメイクをすることによって、直接肌に花粉が接触することを防ぐことができますのでメイクはしてOKです。

特に、フェイスパウダーやパウダーファンデーションで肌表面をサラサラにしておくことで、花粉が付着しにくくなります。また、メイク直しの際に、メイクブラシで花粉をはらうのも効果的! ただし、使用するコスメは、なるべく肌に負担がかからないように敏感肌用のコスメを選びましょう。

 

■Q2:メイクはクレンジングオイルでしっかり落としたほうが良いの?

⇒A. × 肌に優しいクレンジング剤で優しく落としましょう

花粉症によるさまざまな症状で、肌のバリア機能も低下しています。バリア機能が低下して、肌の保水機能もうまく働かず、乾燥しがちの肌にオイルクレンジングを使用してしまうと、必要な油分や水分までも洗い流してしまうので乾燥を加速してしまうこともあります。

このような敏感な肌状態のときは、保湿しながらメイク落としができる刺激の少ない”ミルククレンジング”がオススメ! ゴシゴシこすらずに、優しく落としていきましょう。

 

■Q3:スキンケアは“軽め”のほうが良いの?

⇒A. × 敏感なときこそ、しっかりとした保湿ケアが重要です

バリア機能が低下することで、肌内部の水分も逃げてしまいがち。こんなときこそ、水分を肌内部で水分を保持する働きをする『セラミド』を補うことが大切! セラミドが配合されている敏感肌用のコスメなどを使用してしっかりと保湿をし、肌のバリア機能の回復に努めましょう。

 

普段は敏感肌ではない人も、花粉がたくさん飛散するこの時期には敏感な状態に傾くことがあります。普段しようしているコスメはお休みさせて、この時期限定で敏感肌用のコスメで肌をいたわるのも吉です。花粉症対策のメガネや、マスクをして、花粉から肌を守りましょう!

(メイクアップアーティスト:黒木絵里)

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