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ダサい彼氏を自分好みに育てる方法

  • 2018.8.30

服装や髪型などがダサい彼氏を自分好みのいい男に誘導しようと思えば、いっときワイドショーなんかで流行った「彼氏改造計画」を実行するといいです。

今、ユニ●ロとかZA●AとかH&●とかで、安くておしゃれな洋服なんてたくさん売られているのだから、たまの休日に彼氏とそういうところに行って買い物をするといいです。きっと1万円もせずして彼氏を自分好みに仕上げることができるはず。

問題は、一緒にお買い物に行きたがらない彼氏をどうするのか? とか、彼氏をおしゃれに仕上げたものの1ヵ月もすると彼がおしゃれな洋服を着てくれなくなったとか、そういうことでしょ?

上下関係を明確にしないと組織は崩壊する

カップルって、組織の最小単位です。つまり会社とおなじ。会社って、上下関係をきちんとしないと崩壊するようにできています。

たとえば3人で会社をやった場合、決定権を3等分して、ひとり33.3%ずつ持たせてしまうと、「船頭多くして船山に上る」、つまり「なにも決められない・なにも話が進まない」会社になってしまうということです。

カップルって「どっちが上」とか「どっちが下」というのは基本的にはないけれど、でもたとえば「おしゃれに関してはわたしが主導権を握る」というのがないと、彼氏はいつまで経ってももさっとした洋服を着続けます。

主導権をどう握る?

主導権って、強引に握らないと握れません。「わたしが買ってきた洋服を着なさい」と言わないと主導権は握れないです。

あるいは彼氏にあきらめさせることです。「おれの彼女は、おれの洋服や髪型をうるさく言ってくるし、それについておれが反対してもちっとも言うことをきいてくれない。

仕方ない、おれは彼女の言うことを聞こう」彼にこう思わせてはじめて握れるようになるもの、それが主導権です。

この問題をもっと一般化して言うなら、愛することの主体性の問題に行き着くように思います。

愛することというのは、そもそも主体的行為なので、「主体的に愛する」という言い方自体が屋上屋を重ねているわけだけど、でもわかりやすく「主体的に愛する」と書きます。

彼氏改造計画における彼女の主体性

彼氏改造計画において主体的に愛するというのは、「相手がイヤがるかもしれないけど、彼のダサいところに土足で踏み込んでいく」ことを意味します。

つまり、いつまで経っても彼氏を改造できない彼女というのは、遠慮深い人なんですよね。

「彼氏にこう言うと、彼の気を悪くしてしまうかな」とか「彼氏に洋服を買うと、それまでの彼氏のファッションを全否定することになって怒られるかな」などと心配している人です。

たしかに他人から見てダサいと思う洋服であってもじつは3万円もしているとか、メンズファッションにはそういうことがザラにあるから、彼氏のダサそうな洋服を簡単に否定するのも危険といえば危険だけど、

でもそこをあえて土足で踏み込めるかどうかというのって、愛のひとつの主体性です。

もっともっと一般化して言うなら「これを言ったら彼に嫌われるかも」ということを、いかに上手に嫌味なく彼に伝えることができるか、というのが、愛の技術です。

愛の技術を磨こうと思えば、主体的に愛するしかないです。いつまでも「彼氏に嫌われないかなあ」とか「彼氏にもっと愛されたいなあ」と思っていてはダメ。

自分から愛する――この覚悟があれば、彼氏はどんどんかっこよくなって、おじさんになる頃、雑誌『LEON』に出ているかもしれないのです。(ひとみしょう/作家)

(愛カツ編集部)

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