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現代詩人・吉増剛造の鮮やかなビジョンに触れる展覧会。

  • 2018.8.30

破天荒な現代詩人の、その唯一無二のビジョン。

『涯(ハ)テノ詩聲(ウタゴエ) 詩人 吉増剛造展』

『火ノ刺繍』2017年。作家蔵。直筆原稿の上に、絵の具を滴らせた、複合的な作品は、古代の営みへ遡る原初の造形にも見える。

1960年代から日本の現代詩をリードしてきた吉増剛造の活動は、言葉の領域を押し広げつつ、写真や映像、造形など多岐にわたる。現代詩人としては、稀に見るほど手で記す行為を深めてきた彼の表現を、豊かな色彩と文字で記された原稿や、ドリッピングを施した作品などから読み解く。唯一無二のビジョンを生み出す吉増の視線、声、手が、世界への扉を開く。

涯(ハ)テノ詩聲(ウタゴエ) 詩人 吉増剛造展』会期:開催中~9/24渋谷区立松濤美術館(東京・渋谷)営)10時~18時(金は~20時)休)月、9/18一般¥500●問い合わせ先:tel:03-3465-9421www.shoto-museum.jp

※『フィガロジャポン』10月号より抜粋

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