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ハリー王子とメーガン妃を乗せたクラシックカー、生産開始へ

  • 2018.8.30
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今年5月、ハリー王子が披露宴会場であるフロッグモア・ハウスに花嫁を連れ去ったとき、人々の目はメーガンが身につけたゴージャスなステラ・マッカートニーのウエディング・ドレスや、ダイアナ妃のコレクションから譲られたというアクアマリンの指輪はもちろん、ふたりを乗せたおしゃれな007風のスチール・ブルーのジャガーにもくぎ付けになったはず。それはもちろんジャガー・ランドローバー社にとっても興奮することだったようで、ふたりが乗ったEタイプ・コンセプトゼロの生産を実際に開始することを発表したのだとか。

 

元々1968年に製造が始まったジャガーEタイプは、クラシックなスポーツカーの持つヴィンテージスタイルの曲線美が特徴で、フェラーリの創設者であるエンツォ・フェラーリをして「世界で最も美しい自動車」と言わしめたもの。その最新版である「コンセプトゼロ」は、おしゃれな外観はそのままに、ボンネットの中身だけをきわめて現代風に進化させたのだとか。

今回のリニューアルの最大のセールスポイントは、電気自動車(EV)化によって「完全無公害車」を作った点。ブランドのウェブサイトによると、「1948年から1992年にかけて作られた、XKエンジンを使ったクラシックなジャガー」になら、Eタイプ・コンセプトゼロと同じ新しい電動パワートレインを組み込むことができるそう。

 

電動パワートレインはオリジナル版のガソリンエンジンと同サイズにすることで大幅な構造変更を行わずに済むように設計されていて、1回6、7時間の充電で170マイル(約257キロメートル)の走行が可能。新しいEタイプが最初に発表された2017年9月の「Tech Fest」では、0-100km/h(62mph)加速わずか5.5秒と、オリジナルのEタイプよりも約1秒速くなっていることも実演されたのだとか。

 

「ジャガーEタイプ・ゼロコンセプトに対するポジティブな反応には圧倒されています」とコメントしたジャガー・ランドローバークラシックのディレクター、ティム・ハニグ氏。「クラシックカーを所有することの楽しさを将来にわたって証明することは、ジャガークラシックにとっての重要な足がかりとなるでしょう」。

 

元々所有していた車を改造するとなると、値段はまちまち。新車の生産台数は少量で、値段も未定だけれど、販売は2020年を目標にしているそうです。

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From TOWN&COUNTRY

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