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彼女がいても淋しい…彼の気持ちを具体的に説明するなら

  • 2018.8.26

女子の中にも、彼氏がいるのになんとなく淋しいと思っている人がいるように、男子の中にも彼女がいるにもかかわらず淋しいと思っている人がいます。

彼女がいても寂しい

真ん中で揺らいでいる=男の淋しさ

男子って「真ん中で揺れている」から、彼女がいても淋しさを抱きます。たとえば彼女ができたら、男ってやっぱり彼女に多少はいいところを見せたいと思うから、見栄を張ります。あからさまにいい洋服を着ることはないにせよ、彼女がいなかった時に比べて多少はいい洋服を着るようになります。食事だって、彼女と多少値の張るところで食べようとします。

でも、見栄を張る裏側で、彼は「こんなに見栄を張ってばかりでいいのだろうか」と思っています。見栄を張るのではなく、もっと地に足をつけて堅実に生きるほうが「正しい」のではないか、と思います。

つまり、「かっこつける」と「堅実な生き方」の間で彼の気持ちは絶えず揺らいでいます。これが男の淋しさの1つの原因。

モテない時代に生まれた「理想の男像」

男子は「こういう男にならないと、きっと彼女に愛想を尽かされるのではないか」という「理想の自分像」のようなものを持っています。この理想の自分像は、過去、モテなかったときに彼の中に形成されました。

モテなかった時、彼はモテている男を横目で見ながらこう思っていました。「イケメンであれば、多少仕事ができなくてもお金がなくてもモテている。でも並のルックスの男であれば、まず仕事ができないとモテないし、お金がなくてもモテない」。

つまり彼は、仕事ができて多少経済的なゆとりのある男こそが「理想」だと思っています。しかし多くの男子は、一足飛びに理想に近づけるわけではない。仕事を覚えるまで何年もかかるし、仕事を覚えたからといってお給料がすぐに上がるわけでもない。

だから、彼女の前で見栄を張る自分と、そうではなくもっと堅実に生きたほうがいいのではないかと思う自分の間で、彼の心は絶えず揺れ動いているのです。

彼の淋しさは、彼女が消してあげられます

これは女子にも言えることですが、漠然とした淋しさを消そうと思えば、自分に正直に生きるとすぐに消えてくれます。

たとえば私たちは、やりたくない仕事や、ブラックな仕事をするとき、自分の気持ちに嘘をついていますよね。嘘をつかないとブラックな仕事なんてできないですよね。

極端にいえば、来る日も来る日も原価100円の粗悪品を1万円でお客さんに売り、売上が未達なら自分でその商品を購入しなくてはならないというブラックな仕事なんて、自分に嘘をついてだましだましやっていかないとやってられないですよね。

そういう自分に対する嘘を1つずつなくしていくと、自然と淋しさは消えてくれます。

彼女がいる男子は、なかなかそれができない。男ってどうしても「多少無理をしてでも彼女のことを大切にしないといけない」と思うところがあるから、ブラックな仕事であってもつい頑張ってしまうし、ブラックな仕事であることを彼女に言えないし、お給料をいくらもらっているのかも言えない。つまり自他共に対する嘘を自分でつくって、自分で自分のことを淋しくしてしまっています。

すべてをあけすけに、とは言わないけれど、カップルで些細なことであっても話をする、できるだけお互いの現状をよく知りあう――こういうことを意識するだけで、彼は「彼女がいるけど淋しい」と思わなくなります。

(ひとみしょう/作家)

(愛カツ編集部)

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