400年前にタイムスリップ！京都の歴史と文化にふれる「高台寺」

ねねの“やさしさ”にふれる禅寺

京都・東山にある「高台寺」。観光名所としても有名なお寺は、天下人・豊臣秀吉の妻、ねねが夫の菩堤を弔うために1606年に建てられました。

東山の斜面を活かした広い庭園をもつ「高台寺」は、「伏見城」から移築されたお茶室などの桃山時代から残る歴史的建造物や、水面に風景を写し込む池、楚々とした竹林が織りなす静寂な世界と、ねねの“やさしさ”を感じられる空間です。

枯山水式の「波心庭（はしんてい）」は主に白砂と砂紋の立砂により構成された美しい日本庭園。西に植えられた大きな枝垂桜（しだれざくら）はお寺の春の風物詩でもあります。

江戸時代の茶人「小堀遠州（こぼりまさかず）」作といわれる「池泉回遊式庭園（かいゆうしきていえん）」は、国の史跡・名勝に指定されています。庭にある石や樹木は「伏見城」から移されたものだそう。歴史を感じる雄大な風景に間近でふれることができます。

「高台寺」では、伝統的な日本文化、座禅と茶道の体験を楽しむことができます。座禅体験は、座り方や呼吸の仕方から丁寧に指導してもらうことができ、初めてでも気軽に参加することができます。ゆっくり一呼吸して、自分の心の声と向き合ってみませんか。

日本文化の真髄・茶道では本格的なお点前体験を。初めてでも、お寺の方が丁寧に教えてくれるので、安心して古刹でのお点前体験を楽しんでください。京都の思い出にぜひ。

四季折々の自然に包まれる禅寺「高台寺」。JR線・近鉄京都線・地下鉄烏丸線「京都駅」から市バスに乗り「東山安井」のバス停で降りて徒歩5分ほどのところにあります。

夜はライトアップが行われ、お寺がより幻想的な世界となります。ほかにも、さまざなイベントが企画されていますので京都観光の際にはぜひ足を運んでみてはいかがですか。