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しっかり眠ればやせる!睡眠の質がアップする「3・3・7睡眠法」

  • 2018.8.21
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ベッドで眠りにつく女性

やせるカギは成長ホルモン

眠そうな女性

やせられない人は、しっかり眠れていない……睡眠と肥満は大きく関係していることを、知っていますか?

「睡眠と肥満とは大きく関係しています。やせられない人は正しい睡眠がとれていないことがほとんど。どんなに食事制限や運動をがんばっても、睡眠がきちんととれていなければ、健康的にやせることは難しいのです。

私たちはひと晩ぐっすり眠るだけで約300kcalものエネルギーを消費します。これは、なんとジョギング1時間分に相当します。

ランニングをする女性

きちんと眠ることができれば、1か月で-1kg、半年で5kg以上やせられる計算になります。なぜきちんと眠ればやせられるのか? そのカギは成長ホルモンが握っています。

寝ている間に分泌される成長ホルモンには2つの働きがあります。1つは疲労の回復、もう1つは蓄積された脂肪の分解。睡眠がきちんととれていないと、成長ホルモンの分泌は約70%も減少します。これでは、みすみすやせるチャンスを逃していることと同じ。それどころか、分解されない脂肪がどんどん蓄積していくことになるのです。

睡眠時間は多いのに朝起きたときに疲れがとれていない、朝起きてスッキリ感がない、昼間にすぐ眠くなってしまう、お酒を飲まないと眠れない、などの症状がある人は、正しい睡眠がとれていない可能性大! さっそく今日から、睡眠を整え成長ホルモンの働きを高めていきましょう」(左藤先生)

左藤先生考案の「3・3・7睡眠法」なら、確実にいい睡眠を習慣化できるのだそう。
そのやり方とは……?

 

 

しっかり寝ればやせる! 「3・3・7睡眠法」

朝目覚める女性

先生が考案した「3・3・7睡眠法」は、ムリなく生活にとり入れられるやり方で、確実にいい睡眠を習慣化できる方法なのだとか。具体的な方法を解説していただきました。

「3」……寝始めの「3」時間は中断せず、まとめて寝ること。最初の3時間の深い眠りのときに、成長ホルモンはまとめて分泌されます。

「3」…夜中の「3」時には寝ていること。夜中の3時の時点で熟睡していれば、成長ホルモンの分泌の恩恵を受けられます。これなら、生活が不規則で寝るのが遅くなりがちな人でもなんとかがんばれるのではないでしょうか。

「7」…1日トータルの睡眠時間は「7」時間を目指しましょう。睡眠時間が5時間を切ると、肥満率が上がることがわかっています。夜まとめて眠れなければ、通勤時間を利用したり、昼寝で補うなど、トータルで考えればOKです。

パソコンを開きながら寝る女性

これら3つのポイントのキーとなる数字をとって、「3・3・7睡眠法」と名づけられています。
そして、よく眠るためには「寝るための段どり」をしっかりすることも大事だと左藤先生は言います。

「湯船につかって体をしっかり温める、ソファなどで仮寝せずベッドできちんと寝る、ベッドでのスマホ利用は避けるなど、スムーズに入眠できるための環境を自分で整えましょう。
3つのポイントを含め、これらを全部クリアしようとすると、なかなか大変な人もいるかもしれません。自分のライフスタイルと照らし合わせて、できることから気軽に始めてみてくださいね」(左藤先生)

 

取材・文/遊佐信子

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