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彼の前でもムリはしないで愛される。イタリア流・素の自分の出し方【中編】

  • 2015.2.28
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前編

では、「出会いのシーンで素の自分を出していくコツ」をご紹介しました。中編では、恋人未満の微妙な時期でのコツをお伝えしていきます。

■反対の意見を躊躇しない

とある知人カップルは、会うたびにふたりで何かしら議論しています。内容は「ユーロ経済の先行きについて」といったお堅いい話題から「ポレンタ(主に中部以北で食べられているトウモロコシ粉の主食)の混ぜ方は時計回りであるべきか」などの若干どうでもいい話題までさまざま。

白熱すると大げんかしているようにも見えますが、終わって落ち着くと元のラブラブカップルに早戻りです。彼女にいわせると「何でも気が許せるとはいえ、相手は魔法使いじゃない。誤解されない・しないためにも、自分の考えは進んで口に出すのがマナー」とのことでした。

彼と話しているときは、「相手に良く思われたい」気持ちが右肩上がりになり、どうしても同調しがちです。彼とは違う自分の考えや気持ちを、察してもらえるようアピールする方法もいろいろありますが、通用するのは最初のうちだけ。いいたいことがいえなくてストレスを溜めたあげく、もう面倒くさいからいいや…と自分からフェードアウトするか、「察してちゃんのイタい人」扱いされて終了するのがオチです。

せっかくつながりそうな縁を遠ざけてしまわないためにも、自分の考えは言葉に出しましょう。反対の意見があるときは、彼の考えをジャッジしているようなワードを出さないことがコツです。「ふーん、そうなんだね」といったん受け止め、「私はこう思うんだけど、どう?」と、感想を求めてみて下さい。

会話のキャッチボールがその後もスムーズに続くようであれば、彼とは好相性。逆に相手が感情的になり始めたら注意しましょう。その場合は「オレに逆らうな」という気持ちが根底にあり、人の意見は受け入れないことが多いので、つきあってみたとしても安心できそうにありません。無理をせずに次へ進んでいくことをオススメします。

■笑わせてみる

結婚から何十年が過ぎ、子供たちも自立して今は夫婦ふたりの生活を満喫している、とあるカップルがテレビのインタビューに答えていました。「奥様を選んだきっかけは?」と聞かれたダンディなご主人(昔はさぞかしモテモテだったろうと思われる)は、「彼女の家に行ったら、たまたま彼女が猫に話しかけてるのを聞いた。」

「普段のクールビューティな彼女と全然違い、おかしくて愛おしくて、つい大笑いしてしまったとき、やっと彼女が僕に気づいたよ。そのときの彼女の顔ったら、食べてしまいたいくらいだったね。この時に彼女しかいないと思って、結婚を申し込んだんだ」と答えてからまた笑い出していました。

人間誰しも、面白い要素がどこかにあるもの。それをカッコ悪いと思わずに、あえて出してみて下さい。「一緒に見た映画の主人公のモノマネ+映画の感想」「カラオケで1曲だけ嘉門達夫の歌を歌う」など、ゆるくていいので、彼を笑わせてみましょう。

三枚目キャラが確定してしまうほど笑いを取りに行かなくてもOK。面白いシーンを一緒に笑うことで、つきあう前の時期にありがちな妙な緊張感がほぐされれば、リラックスしたいい雰囲気にもっていくのも難しくありません。彼が面白がってくれて、そのあともいじってくれるようならしめたもの。つきあってからもいろいろと楽しめそうです。

(金丸 標)

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