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仕事内容から花火の魅力まで!“現役花火師”が答えるQ&A

  • 2018.8.17
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の風物詩のひとつ花火大会。何千~何万発と打ち上がる花火は老若男女問わず、人の心を惹きつけます。

今回は、美しい花火で人々を魅了してやまない「花火師」に迫ります。一年を通しての仕事内容や「花火師」になろうと思ったきっかけ、花火のおすすめの鑑賞方法など、知ればあなたももっと花火が好きになるはずです。

質問1:普通の花火大会と花火競技大会との違いは何ですか?

花火大会

花火師同士が競い合うということはあまりなく、観客に向けて趣向を凝らしたプログラムで魅せる花火大会のことです。

花火競技大会

花火師が新作を披露したり、花火の出来栄えを競い合うプログラムを含む花火大会のことです。

質問2:おすすめの花火鑑賞方法を教えてください

花火師はおおよそ観客席の中心が一番きれいに見えるよう、レイアウトを工夫しており、打ち上げ玉だけではなく、小さい花火も効果的に使って全体のバランスを考えています。

花火が設置されている打ち上げ会場を広く見渡せる場所がベストだと思います。また、風下は花火の煙の影響で見えにくくなることがあるため、風上がおすすめです。

質問3:花火師になろうと思ったきっかけは何ですか?

動機

人の原初の記憶に刻まれているからなのか、火が持つ力は、人の心を動かすことができると思います。理屈では語れない、花火の世界に魅力を感じたからですね。

就職方法

自分が感動を覚えた花火会社の門を叩きました。アルバイトとして従事し始め、少しずつ仕事を覚えて社員になりました。

就職して良かったこと

伝統的な世界でありながら、人を魅了するために先端的な感性も必要とされます。先人たちが命をかけて紡いできた花火文化を継承して、未来につなぐ仕事に奥深さが感じられることです。

就職して苦労したこと

夏はとにかく体力勝負。そして緊張の連続。このような夏の過ごし方が身体に染み付くまでは苦労が多かったです。

質問4:花火師の一年を通しての仕事内容を教えてください

花火の製造、プログラムの準備、打ち上げ資材等の準備

花火打ち上げ現場での作業

花火打ち上げ現場での作業と、翌年に向けた花火の開発

主催者との意見交換、翌夏の花火大会に向けた企画立案、花火の製造

理屈では語れない花火の魅力!

先人たちが創り上げた花火文化を未来へ紡ぎながら、多くの人に感動と夢を提供する「花火師」。夏は体力勝負だったりと大変な面も多いようですが、理屈では語れない世界に魅了される方も多いようです。

花火師さんいわく、打ち上げ会場を広く見渡せる場所がおすすめとのことなので、花火を見る際はぜひ、参考にしてみてくださいね。

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