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恋愛依存?「パートナーの態度が冷たいと感じて悩んでいます」【心屋仁之助 塾】

  • 2018.8.16
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーの態度が冷たく感じてしまう」という、ゆーりんさん(35歳・IT関係)に、心屋塾上級認定講師の松森沙織さんからアドバイスをいただきました。

■ゆーりんさんのお悩み

10年ぶりにパートナーができました。本当に大好きで、この歳でもこんな恋愛ができるのかと思うほどです。しかし、付き合って3カ月を過ぎ、彼の態度がだんだん冷たくなってきているように感じます。連絡がくることが減り、前ほどやさしい言葉をかけてくれなくなったように感じます。

彼の仕事が忙しいことや、「関係が落ち着いてきたらそんなもんだ」という周りの声を信じて、自分にもそう言い聞かせようとしていますが、「私に飽きてしまったのだろうか?」「なにか気に入らないことをしたのだろうか?」「もしかして好きじゃなくなったのかな?」と考えてしまい、「いつかフラれてしまうのでは」とびくびくしています。

彼が仕事の間、自分の時間を充実させようと友達と遊んだり、趣味のアロマに打ち込んだりしていますが、やっぱり彼のことばかり考えてしまいます。

「彼に愛されていないのかもしれない」と感じるのは、「自分を愛していないから」「自分を信じていないから」だと思い、自分を大切にしようと頑張っていますが、なかなかうまくいきません。どうしたらこの苦しみから抜け出れるでしょうか?

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾上級認定講師の松森沙織さんより

ゆーりんさんは、パートナーの愛が冷めてきているように感じて不安なのですね。

私自身も「パートナーが自分から離れていくのでは」と怖さを感じていた時期があったので、ゆーりんさんのお気持ちはとってもわかります。ネガティブな妄想が止められず、不安に飲み込まれそうなときは苦しいですよね。

本当は彼のことが大好きな気持ちを満喫したいし、信頼関係を深めて安心したいからこそ、苦しい現実にもどかしさを感じているのではないでしょうか。

いきなりですが、そこから抜け出すための答えを先にお伝えしますね。コミュニケーションは、"ひとり"でするものではありません。"ふたり"でするものです。答えがシンプルすぎて、拍子抜けされたかもしれません。

でもこれは、大切な人とのコミュニケーションにおいて、一番大切であるにもかかわらず、一番見落としがちなことでもあるのです。私自身もここに気づいてから、旦那さんを心から信頼できるようになり、不安から安心の世界へ行けるようになりました。



もう少し、話を進めますね。ふたりでするコミュニケーションにはポイントが2つあります。1つめは「察するのではなく聞く」、2つめは「自分の気持ちを伝える」です。

まずは、1つめの「察するのではなく聞く」について。

ゆーりんさんは、もともと彼に負担をかけないように自然と気遣いができてしまうやさしい女性なのかもしれません。

でも残念ながら、思いやりは"自分の価値観でしかない"ということも忘れてはいけません。どんなにやさしい人でも、他人の気持ちをすべて察することは不可能。これはしかたのないことです。

しかしながら、ゆーりんさんは勝手にパートナーの気持ちを決めつけて、勝手に不安を大きくしてしまっている状態です。これらはすべて想像です。

逆に言えば、真実ではないかもしれないのです! 真実ではないことで悩んでしまっている可能性もあるわけです。一方的に相手の気持ちを察するのではなく、ちゃんとパートナーに聞いてみるという勇気を持ってみてください。

ゆーりんさんが心配しているように、彼は本当に愛が冷めてきたのかもしれません。でも、もしその想像が間違っていたとしたら? 彼はただ忙しくて余裕がないだけかもしれません。ただ単純に、何をしたらあなたを寂しがらせてしまい、何をしたらあなたを喜ばせられるのかを知らないだけかもしれません。

続いて、2つめの「自分の気持ちを伝える」についてお話しますね。

パートナーの態度が冷たくなってきて不安を感じたのならば、自分がどうしてほしいかを彼にちゃんと伝えてみましょう。

例えば、
「連絡が減ると、私はどうでもいい女なのかなと"勝手に"感じて不安になっちゃうの」
「あなたからも連絡をもらえたら、愛情を感じられて嬉しくなるの」
「あなたにやさしい言葉をかけてもらうのが好きだからもっと○○って言ってほしいな」

こんなふうに自分の本音や、してほしいこと、してほしくないことを具体的に伝えてみてください。最初は勇気がいるかもしれませんが、自分を大切にする勇気を出してほしいなと思います。

自分を大切にするとは、いわゆる"リア充"を目指すことではありません。自分のために本音を表現してあげることや、どんな格好悪い自分も許してあげることです。今のゆーりんさんの不安な気持ちや、彼のことが大好きな気持ちをまるごと愛してあげてください。

等身大のあなたのまま、パートナーとふたりでするコミュニケーションを楽しんでみてくださいね。心から応援しています。

・このカウンセラーのブログ
https://woman.excite.co.jp/art icle/author/wk_matsumorisaori/

(編集/外山ゆひら)

(松森沙織)

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