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ボブスタイルを旬なフォルムにアップデートする、セルフスタイリング法。

  • 2018.8.16


ボブスタイルを旬なフォルムにアップデートする、セルフスタイリング法。
2018.08.16 08:00
今シーズン、ランウェイで目立ったヘアトレンドは、ミニマムなボブとモダンな印象の編み込み。『VOGUE JAPAN』9月号「ボブ&ブレイズ、最旬フォルムの作り方。」では、秋のモードをブラッシュアップするこれらのスタイルを徹底解説している。ここではヘア&メイクアップ・アーティストの森川丈二さんが、最旬ボブスタイルのつくり方やスタイリング法を指南。

タイトでコンパクトな、大本命のクリーン・ボブ。

2018-19秋冬プレタポルテコレクション「ヴェルサーチ」より。


毛先に厚みをもたせて直線的にカットし、くっきりセンターパートに分けたヴェルサーチのボブヘアは、飾り気のなさが潔く、クリーン度ナンバーワン。分け目からサイドにかけてタイトに仕上げ、裾はそのまま流してクセを生かしているから、ほどよいエフォートレスさも漂う。


「ホールド力のあるヘアクリームを髪の内側から全体へ均一になじませた後、目の細かいコームを使って髪の表面と毛流れを整えるだけ。ほのかにツヤがあってもいいですね」(森川さん)


〈左〉ホホバオイル配合でほのかなツヤが。ソフトにスタイルをキープ。ラクースープル 125ml ¥3,300/レオノール グレユ ジャポン(03-3464-7337)

〈右〉ブラシでクリームをつけ、タイトな分け目に。クイックミュートブラシ ¥1,500  クイックミュートクリーム 28g ¥2,000/ともにプレイリスト(資生堂インターナショナル 0120-81-4710)

かすかに波打つ、重めのウェーブ・スタイル。

2018-19秋冬プレタポルテコレクション「ルイ・ヴィトン」より。


ゆるやかなウェーブがかった長めのボブスタイルは、頭の形や輪郭の補正効果もあり、ビギナーにもおすすめのスタイル。以前のエアリーなウェーブより、モダンなムードを出すこともできる。


ルイ・ヴィトンのボブは、ほどよくウェーブが強くてレングスも短め。首のラインがキレイに、頭も小さく見えます」(森川さん)。やや重めのオイルとワックスを混ぜてから全体へもみこむようになじませ、パーマの動きを出しつつボリューム感を抑えるのがスタイリングのカギ。


〈左〉髪をホールドしすぎない仕上がりに。コトンウズ 75g ¥5,000/シュウ ウエムラ アート オブ ヘア(シュウ ウエムラ 03-6911-8560)

〈右〉ツヤを演出するオイルミスト。重めのニュアンスをつくるときにも最適。ユアヘアアシスタント オイルミスト 120ml ¥3,900/ダヴィネス(コンフォートジャパン 0120-39-5410)

こなれたムードが漂う、ロングバング・ボブ。


2018-19秋冬プレタポルテコレクション「イザベル マラン」より。


“甘い”印象になる短めバングスよりも、動きや質感含め、ある意味“主張がない”バングスがトレンド。例えば、イザベル マランクロエのように、あえて目にかかるアンニュイな長さに設定。さらに、ストレートに下ろさないこともポイントに。


「わずかにハイライトを入れたり、スタイルの立体感が強調されるカラーリングがおすすめ。無造作な動きをつけるスタイリング剤を、前髪も含めてタオルドライ後の髪につけ、ソフトに仕上げましょう」(森川さん)


〈左〉ヘアアイロンでつくるカールがなめらかに。フラッフィーカールミスト 150ml ¥1,500/ステージワークス(資生堂プロフェッショナル 0120-81-4710)

〈右〉スプレーし手グシで揉み込めば、ラフな無造作ヘアに。オーシャンヘアミスト 150ml ¥3,000/サシャワン(ジョージオリバー 03-3505-7853)
話を聞いたのは……
森川丈二

ヘア&メイクアップ・アーティスト。各国のコレクションで活動した経験を持ち、現在は、ヘアサロン「gem」の代表としてサロンワークを行う。ファッション誌などのエディトリアルや広告、アーティストのヘアメイク、また、講演会等でも活躍中。

Photos: Daigo Nagao(cutout), James Cochrane(runway) Text: Masumi Kitagawa Editor: Toru Mitani

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