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【肌こそが美貌も印象も左右する!】黒田啓蔵流・魅力格上げメイクの秘密を大解剖

  • 2018.8.11
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あなたのメイク偏差値は、まだまだ上がる! 「MAQUIA」9月号では、人気ヘア&メイク集団スリーピースの黒田啓蔵さんに、魅力をアップするメイクテクニックを教えていただきました。

黒田啓蔵 Presents
似合うかどうか分からない…
マンネリを打破したい

 魅力格上げ編 

数々の女優からオファーが絶えない人気ヘア&メイクアップアーティスト。メイクテクもさることながら、現場の雰囲気作りも超一流。


“肌こそが美貌も印象も左右する
魅力格上げパーツ”
by KEIZO KURODA


Q 華やかさを出すコツは?

A ベースメイクで70%決まります

華やかさもそうですが、メイクをするうえで肌をどう作るかがかなり重要になってきます。ツヤとマットな下地をパーツで使い分け、FDは薄づきのものを。チークは同系色ではなく練りはピンク、パウダーはオレンジを重ねて自然な立体感を。

Aのツヤ下地をブラシに取り、Tゾーン以外のパーツにムラなく塗り広げる。

Tゾーンと小鼻の脇に指でBのマット下地をクルクルとなじませ密着度を高める。

手の甲に出したCのFDを指に取る。おでこはクルクル、頬と鼻筋はすうっと。

手持ちのフェイスパウダーをブラシに含ませ、フェイスラインと頬にひとはけ。

Dの練りチークをスポンジで頬骨の高い位置にON。内側から外側にぼかして。

Eのパウダーチークをブラシで外側から内側に重ねて、顔まわりを締める。

A ツヤ肌を叶える下地。ミネラルUVグロウベース SPF37・PA+++ 30g ¥4300/エトヴォス

B 毛穴を隠してマットな肌質に。ピーチカラーで色ムラ補正も。フォトレディ プライマー 04 27㎖ ¥1500/レブロン

C 薄づきなのにカバー力抜群で、素肌そのものを美しく。バックステージ フェイス&ボディ ファンデーション 2N 50㎖ ¥5100/パルファン・クリスチャン・ディオール

D クリームタイプで自然な血色を仕込んで。ピンク。マルチペイントカラーズ 04 ¥3000/RMK Division

E パウダーチークでふわっと立体感を。オレンジ。カムフィー ブラッシュ 02 ¥3500/セルヴォーク

Q 30代が魅力的に見えるメイクは?

A 目のくぼみを補正して、
トレンドカラーを投入

30代はただ闇雲にシャドウを塗ってもダメ。まずはアイベースで土台を整えてから、流行のくすみカラーシャドウをON。

Aのアイベースを指でアイホールに塗り、肌トーンを補正しながらふっくらと。

Bのマットオレンジをブラシに取り、キワからアイホールに向かってぼかす。

チップでCの真ん中のコンシーラーを眉下に。影を払拭して、ふっくら感を強調。

眉下同様、涙袋下にもCの真ん中のコンシーラーを足し、涙袋を際立たせる。

下まぶた全体にDのシアーオレンジを入れる。目尻から目頭に向かってさらっと。

A 凹んだまぶたをふっくらと整え、シャドウの発色や色もちを高めるクリームタイプのアイベース。アイリシェイパー 03 ¥3000/イプサ

B マットなレンガオレンジ。ヴィセ アヴァン シングルアイカラー 029 ¥800(編集部調べ)/コーセー

C 赤みを含んだ色調設定で、肌の色をより自然に。フィット感が高く、時間が経ってもヨレや小ジワ知らず。クリエイティブコンシーラー EX SPF25・PA+++ ¥3500/イプサ

D シアーなブラッドオレンジ。ヴィセ アヴァン シングルアイカラー 008 ¥800(編集部調べ)/コーセー

Q 顔にメリハリがない…

A まずは血色感を意識

パーツよりもベースメイクを意識して、血色と立体感を与えれば、自然と骨格が起きてメリハリのある印象に早変わり。目尻だけのラインも効果大です。


Q 男性ウケのよいメイクをしたい

A 隙のあるシンプルメイクを

ばっちり引いたアイラインやギラギラシャドウなど作為的なメイクに男性はドン引き。ほのかに甘さを感じるカラーをチークか口元に加えて目元はあえてシンプルに。1パーツどこか引き算をして抜け感を作るのが隙メイクのメソッドです。


Q 童顔でも大人の雰囲気を出すには?

A 甘い色は使わない

幼さの残るベビーフェイスの目元にはグレイッシュなシャドウ、チークにはモーヴ、リップはベージュなど、どこかにクールな色を投入するだけで、大人の雰囲気に早変わり。


Q どうしたら季節感は出ますか?

A いつものメイクに、1ポイントチェンジ

全パーツ変えてしまうと、見慣れない顔に自分自身が落ち着かないもの。夏ならカラーマスカラ、秋ならチークなど、どこか1カ所マイナーチェンジしてみてください。


 夏なら… 


まつ毛全体に黒マスカラを。上下まつ毛の目尻側にカラーマスカラを重ねて夏顔に。ビビッドなネオンピンクでアクセント。マスカラ ディオールショウ パンプ&ボリューム 840 ¥4200/パルファン・クリスチャン・ディオール(限定品)


 秋なら… 

秋はくすみチークに切り替え! Aの練りチークの上から、Bのパウダーチークを重ねて。

A チーク以外にもアイにも、リップにも。カジュアルマットなカシス。マルチクレヨン 04 ¥3000/RMK Division B ほんのりと色づくシアーな発色で色っぽさを。肌の透明感を引き出すくすみローズ。チーク カラー 07 ¥7000/トム フォード ビューティ

Q ご近所メイクと華やかメイク、
差はどこで出すの?

A 口元が手っ取り早い

近所なら肌に優しいナチュラル系でシアーなものを。華やかさを出したいならビビッドな発色で気分も上がるハイブランドを。


(右)ご近所リップ
なめらかなつけ心地。セミマットな仕上がりのローズピンク。ナチュラグラッセ ルージュ モイスト 10 ¥3200/ネイチャーズウェイ(8月20日発売)


(左)華やかリップ
唇を染め上げるような濃密発色。ひと塗りで華やかな印象を演出する王道レッド。タトワージュ クチュール 10 ¥4300/イヴ・サンローラン・ボーテ

Q 作り込んだナチュラルメイクとは?

A なじませ力とフィット感が鍵

塗りっぱなしは理想のメイクから遠ざかることに。1アイテム投入したらその都度、ぼかしたり、なじませたりなどのひと手間加えて。


1 スポンジで広い面はタッピング、細かい部分は優しく押し当てる。余分はコスメは取り除き、必要なものは溶け込ませて。

2 手のひらで包み込むようにハンドプレス。手の温度で密着度が高まり、メイクのなじみも各段にUP。

Q パッと見て、おしゃれだなと
思われるメイクがしたい

A 今期は断然、メタリックリップ

塗るだけで瞬時にトレンド感を発揮できるのがリップ。その中でもあらゆる角度から光を反射するメタリックな質感でit girlの仲間入りを。


1 FDや柔らかめのコンシーラーを指に取り、ポンポンと上下の唇の色みを消す。

2 唇の中央にリップをのせて外側に塗り広げる。輪郭はあいまいに、内側は均一に。


メタリックなバイオレット。ピュア カラー エンヴィ ペイント オン リクイッド リップカラー メタリック 10 ¥4000/エスティ ローダー(限定品)



MAQUIA9月号

ヘア&メイク/黒田啓蔵 撮影/寺田茉布〈LOVABLE〉 久々江 満(物) スタイリスト/後藤仁子 モデル/泉 里香 取材・文/佐藤 梓 構成/芹澤美希(MAQUIA)

【MAQUIA9月号☆好評発売中】

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