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束縛してしまうのはなぜ? 精神科医がその理由を分析!

  • 2018.8.7
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好きな人のことは、どうしても気になってしまうもの。いまどこで何をしているのか、彼氏の行動を把握しておきたい気持ち、とてもよくわかります。でもそれ、束縛になっていませんか?

なぜあなたは、彼氏を束縛してしまうんでしょう? 今回は、その深層心理を探ります。

■束縛ってどこから?

ここでは束縛を、「相手に負担を与えるレベルで、行動や心を管理しようとすること」と考えることにしましょう。これは、よく言えばあなたが彼氏を大好きである証。悪く言ってしまえば自分のものにしようとするエゴともいえます。

いくら大事に思っている人でも、あまりに行動を縛られてしまうと、うっとうしく感じたり、嫌いになってしまったりします。でも、どうしても束縛してしまう……。あるいは、「お前の束縛がうっとうしいんだよ!」と言われてしまう……。これって、すごくつらいですよね。

自分の気持ちがわからないままに、束縛してしまい、それを責められる。一体、どうしたらいいのか混乱して、泣きたい気持ちに……なんてケースもあるのではないでしょうか? これは、相手を束縛すること自体があなたの心を縛りつけ、苦しみを産んでいるのかもしれません。

■なぜ、縛ってしまう?

相手のことが気になるから、好きだからというのが一番わかりやすく、また本当によくある理由でしょう。でもこれ、悪いことではないはずです。好きな気持ちを向けられて、嫌な人はいないはず。それがどうして嫌がられるのでしょう?

実は、この「好き」という気持ちだけが、束縛してしまう理由ではありません。彼氏を自分のものだと無意識に思ったり、彼氏が離れていくのでは……という不安を感じたりするのが、束縛の動機です。これは相手に対して失礼なことにもなりかねませんし、誰かの所有物だと思われることは多くの人にとって苦痛になります。

さらに「思い通りに理想の彼氏でいてほしい」という気持ちがあり、そのイメージからずれることが許せない、という心理が働いている可能性も……。自分のイメージ通りに動かないことが原因で不安になり、結果、束縛をしてしまうのです。根本を紐解いていくと、束縛って、とても自分本位なことだと思いませんか?

■それでも束縛してしまう人へ

なかなか束縛がやめられない人は、彼氏を、猫のようなものだと思ってください。普段は自分のそばにいるけれど、普段は自由にしている。猫にGPSを付けるなんてことをする人はあまりいませんよね。それは、猫が束縛を嫌う生き物だと知っているからです。

そして、お互いがされて嫌なことを、しっかり伝えあいましょう。これは付き合ってしばらくした時点、つまり本当に束縛を始めてしまう前がいいと思います。自由にはさせるけれど、自分の嫌なことをされていないという安心があれば、きっと束縛しなくても済むことでしょう。

付き合っている以上彼を制限するのではなく、自分自身が思うことを、なぜそう思うか深く分析し、それを彼にわかりやすく伝えることを意識してみてほしいのです。

■おわりに

束縛は、するほうもされるほうも本当に苦痛で、つらいものです。どうして束縛するのかがわかれば、その苦しみは必ず避けられます。お互い無理をせず、幸せな関係を作っていきましょう!(秋佳珠/ライター)

(愛カツ編集部)

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