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ベビ待ち産後ヨガで人気の酒井孝子さんに聞く「ヘルシーな女性らしさとは」

  • 2018.8.25
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女性の体の変化によりそったベビ待ちヨガ、産後ヨガなどを教える人気インストラクターの酒井孝子さん。ご自身も妊娠、出産、育児そして流産を経験。女性が心身ともにヘルシーさを保ち、自分らしく生きる秘訣を教えていただきました。

ヨガと子育ては修行のようなもの。産後ヨガを始めたのは、その共通項を見つけたから。

――ベビ待ちヨガ、産後ヨガのインストラクターとして女性たちから支持の熱い酒井さんですが、ヨガを始めたきっかけを教えて下さい。

ヨガを始めたきっかけは、マドンナです!本当にもうそれこそ見た目重視で。当時マドンナがヨガをやっていて、体がすごく変わったのに感動したのが始まりですね。

妊娠時はマタニティーヨガを、産後は子供を預けてヨガに行っていました。当時は赤ちゃんと一緒に産後ヨガが出来るところがまだあまりなかったんですよね。

――そうなんですね。ではその産後ヨガを始められたのはどういう経緯なんですか?

実は娘が1歳を過ぎた頃、2人目を妊娠したのですが、その子が早期流産になりました。とても落ち込んで自分のせいだと自分を責めたり精神的に参っていました。思い返しては、辛い気持ちで力が出ず、毎日泣いてばかりいました。でも、あるとき、このままではダメだ、何かやらないと!と自分を奮い立たせて、ヨガの資格が取れるくらい本格的にやってみようと。ヨガに集中することで、自分自身と向き合うことができ、ようやく自分を取り戻した感じです。

そして、ヨガを本格的に学んでいくなか、ヨガって修行みたいだなと感じたんです。と同時に、子育ても修行のようなものだと。ともに共通点も多いと感じ、女の人の体や、赤ちゃんの体のことを勉強して、産後ヨガを始めることになったんです。でも、当時は赤ちゃんと一緒にヨガをするとか子供と一緒にヨガをするという文化はなかったので、じわじわと。

産後ヨガを学んだあと、次はその前の段階のマタニティヨガを学び、その次はベビ待ち、不妊についてとだんだんと範囲を広げていきました。そして、次に骨盤について学んでいったんですよね。女性の体、骨盤って、とても変化していくものなので。

ヨガはつなぐという意味もある。みんなが支えあえるコミュニティを作りたかった。

——酒井さんはヨガを教えるだけではなく、コミュニティも提供されているとか。

そうなんです。ママになろうとしているときの女の人って人生のステージが一番変わるとき。不安もいっぱいなんですよね。そして、赤ちゃんができて、とても幸せだけど、現実は大変なことも多い。私の娘も皮膚が弱くて、でも病院じゃ治らなくて、とてもストレスを感じました。自分以上の大切な存在なのに、どうすることもできないもどかしさ。そういう悩みを抱えた女性が大勢いることも知りました。ひとりで悩んでいるとどんどん深くハマっていって、焦りが焦りを生むんですよね。

だから、みんなで悩みを共有できたり支えあったりするようなコミュニティがあるといいなって思ったんです。ヨガってつなぐって意味もあるんですよ。

私のヨガのクラスはあえて細かくカテゴライズするようにしています。お子さんが欲しいクラス、マタニティのクラス、あとは産後のクラス。段階によって悩みも違うと思うんです。そういう深い悩みを共有しあった友達って長く支えてくれる仲間になると思うので。私はヨガを通してそういう人たちが集まれるような場を提供できたら嬉しいなと。

――でも未開拓の分野に挑戦するのって勇気がいるし大変じゃないですか?

そうですね。人生いろんなことが起こるし、仕事も楽しいばかりじゃないし大変なこともあります。

でも、そんな時は、自分だけの個人レベルで判断しないで、もっと大きくこの仕事の先にいる人たちのことを考えてみたり、そもそも、今やってることって何のために必要かと、根本的なことを考えたりすると納得感があってすんなり腑に落ちるんですよね。

ちなみに、腑に落ちるといえば、「腑」って内臓、お腹って事です。私は頭で考えちゃうときこそ、お腹まで落として判断するようにしています。

イライラしたり焦ったりする時って、頭の方に血や気あがってしまい、呼吸も浅く視野も狭くなります。その時こそ、ハーって深い息を吐いて、気をおへその下に落とす。落ち着かせるって言葉もあるくらいですからね。

無理に一歩踏み出さなくてもいい。自分と深く対話することが大切。

――酒井さんみたいに自分らしく、ステップアップするにはどうしたらいいですか?

ステップアップかはわかりませんが、迷ったときは、自然といいなって直感的に思う方に動くように心がけています。というか、今までは特に意識したわけではなく、振り返るとそう動いていたという感じです。(笑)自分がこれがいい!と思えるような自分作りをしながら動くことがステップアップなのかもしれませんね。

――自分がいいと思える自分になれるように動くことですね。なるほど。でも、その動くっていうのが難しいと思うんです。どうしたら、一歩踏み出す勇気って出るんでしょうか?

難しい質問ですね、私も欲しいし、私も聞きたいです。

でもどうでしょうね、踏み出す勇気がないときは、踏み出さなくてもいいと思います。もし、大きい一歩で迷っているんだったら、ちょっとずつすり足ぐらいだったらやってみたらいい。でも、その一歩を“んー”って迷うときは、一回立ち止まってもいい。“踏み出せないのって、なんでなのかな”って考えてみる。

もしかしたら、その一歩は今出さなくていいのかもしれないし。

それこそ、年齢的に何かの基準や期限を自分でつくって、“いつまでにこれやんなきゃいけない”と思いこんで、無理に一歩を踏み出そうと思っているのなら、その一歩って本当はあまり必要じゃないかもしれない。もしかしたら横に一歩のほうがいいのかもしれなかったりするから。私は迷ったときは立ち止まって、これは自分と深く対話する時間なのかもと思い、外野の声は遮断して、ゆっくりと自分自身に向きあってみるようにしています。ゆっくり自分に向かい合って、腹に気を据えることができたとき、自然と視野が広がり自分のタイミングで色んな意味の一歩が踏み出せるはずです。

ROXYイベントの酒井孝子さん
出典:ROXY

Profile:酒井孝子/Takako Sakai
(Instagram:@tacco1up)

都内スタジオで、ベビ待ち~周産期、骨盤ヨガを担当。丁寧な指導が人気のインストラクター。

自然を愛し、パークヨガ・ビーチヨガ・SUPヨガなどファミリーや初心者でも楽しめるアウトドアヨガレッスンの推進にも取り組む。ヨガを通し女性やファミリーに向けてのイベントを多数主催・出演し、全国で幅広く活躍している。

日本SUPヨガ協会事務局長、ROXYフィットネスアンバサダー

●酒井孝子さんに会えるイベント「ROXY RUNSUPYOGA」
福岡 2018年9月8日(土)
大阪 2018年9月15日(土)

Edit:TRILL編集部