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イタリア各州を深く知る、地域密着の味。

  • 2018.8.3
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素朴ながらも豊かな大地の風味が広がる甘草風味のオルツォット(大麦のリゾット)。カラブリア州名産のンドゥーヤソースで和えた長いひねり型のパスタ、フジッリルンギ。保存食でもあるバッカラ(干しダラ)を使ったイオニア海に面したエリアの山の料理……ひと皿ひと皿から小池教之オーナーシェフの郷土料理愛が伝わってくるこの店では、3〜4カ月ごとにイタリア各州の郷土料理を紹介していく。

6月は前記のような料理が特徴のカラブリア州がテーマ。「カラブリアは唐辛子を使った料理で有名ですが、農民の日常生活から生まれた質朴な料理も味わい深い」と話す小池シェフ。知られざる郷土料理を提供していくことが目標だ。

料理はすべて¥5,940から用意するプリフィクスコースから。「燻製豚肉とリクイリツィアのオルツォット」。リクイリツィアは甘草のこと。かすかに苦味のある大人の味。

「バッカラのマンモーラ風」。ワインはグラス¥800から。

「フジッリルンギ ンドゥーヤソース」。ンドゥーヤは、豚のすり身に唐辛子を練り込んだもの。

ローカル感ある店内。

-gourmande memo-

料理はコースのみ。5,940円で4品、7,020円で6品のプリフィクス。選び方は自由で、前菜3品にパスタ1品でも、各カテゴリーから1品ずつでもよし。ただしテーブル全員が同じ料理にすること。

オステリア・デッロ・スクード東京都新宿区若葉1-1-19 Shuwa House 014tel:03-6380-1922営)18時〜21時30分L.O.休)日※ほか月1回不定休あり予算:¥9,000〜座席数:テーブル20席http://osteriadelloscudo.net

*『フィガロジャポン』2018年8月号より抜粋

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