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数10カ国旅したライターが教える!ヨーロッパ街歩きの「スリ」対策3つ

  • 2018.8.2

世界でも稀なほど治安の良い日本に暮らしていると、日頃からスリを警戒することはないでしょう。

しかし、ヨーロッパはスリが多いことで有名。筆者も、同じツアーに参加した方がスリに遭うなど、身近でスリの被害は何度も経験しています。

でも、ガチガチに対策して、あまりにもファッション性が欠けてしまったり、せっかく行きたい場所があるのに街歩きを控えてしまう……というのは本末転倒。

そこで今回は、特にヨーロッパの街歩きの際に筆者が心がけている、スリ対策テクニックをお伝えします。

1:貴重品の入ったバッグは、必ず目の届く位置に

まず、身に着けるバッグは、できる限りファスナーや固めのフラップがついたショルダータイプが良いでしょう。

他人から開けにくい、小さなショルダーバッグを斜め掛けにして、バッグ本体を前に持つのがおすすめです。

中に入れるお財布は“薄くて小さいタイプ”が望ましく、パスポートとともにバッグの底など下のほうにしのばせておくのも良いでしょう。

2:折りたためるサブバッグを持ち歩く

ヨーロッパでは、ブランドショップもひしめいています。そして、日本にないアイテムが手に入ったり、日本よりも安く購入できるなど、女性にとってうれしい街でもあります。

しかし、日本では購入したブランドショップの紙袋を腕に下げたまま街歩きをしても特に恐怖を感じることはありませんが、ヨーロッパの都市では危険と隣り合わせです。

そこで、荷物を持ち歩く時間を減らすために、高額なアイテムのショッピングの後には、速やかにホテルに戻って荷物を置くことがベスト。

しかし、途中でホテルに戻る時間がどうしてもとれないこともありますよね。そこで筆者が必ず持っているのが、折り畳みタイプの大きなバッグ。ショップでお買い物をした直後に、紙袋を畳み、サブバッグに入れ替えます。

サブバッグは、急な雨の際に貴重品の入ったバッグをすっぽり収納できたり、観光の間に増えていくパンフレットをざっくり入れておけるので、スリ対策以外にも何かと便利です。

3:公共の交通機関で眠らない

さらに、筆者が海外を旅していて、「不用心だな~」と感じることに、公共の交通機関で熟睡している日本人が多いことがあります。

日本では当然のように、電車の網棚に貴重品を乗せたり、椅子の横に置きながら眠っている人を見かけますが、ヨーロッパでは、「眠っている間にバッグや財布がなかった」なんてことは珍しくありません。

観光疲れや時差ボケでどうしても眠くなってしまいますが、不特定多数の人が安価で利用でき、混雑の激しい電車やバスでは、バッグを胸の前に抱え、眠さをぐっとこらえましょう。

街歩きの際に眠くなっても、ホテルへ戻れないときの裏技として、入場料のかかる教会や美術館の中庭やカフェ、高級ホテルのロビーを利用して休息をとることをおすすめします。

スリでパスポートやお金を盗まれると物を失うだけでなく、精神的なダメージが大きくなります。さらにその後、警察に届け出る際にも、語学の問題や、旅行時間の大きなロスを招きます。

ヨーロッパは魅力的な街が多いからこそ、プロのスリ集団からパスポートやお金を盗られて、せっかくの旅行を台無しにしないために、危機意識を持っておでかけしてくださいね。

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