付き合う前に、彼女が「彼に抱かれたい」とか「彼にキスされたい」と思うのと同様、彼だって「キスしてみたいな」とか「抱いてみたいな」と思います。
今回は、付き合う前に彼がキスしたいと思う時とはどういう時なのかについて、一緒に見ていきたいと思います。
■ふっくらした唇を見た時
女子のふっくらとした唇を見ると、彼はキスしたいなと思います。以前「あひる口」が流行ったことがありましたが、そのときも「男子は女子のふっくらした唇を見るとキスしたくなる」という理由で唇をふっくらさせるリップとか美容注射が流行りましたよね。
でも、言っておきますが、彼はふっくらした唇にキスしたいと思うだけです。キスからなにかが始まるとか、そういうのは「唇のふっくらさ加減とはまた別の要素」がないと無理です。
さらにいえば、ふっくらした唇にキスしたいと一瞬思うものの、「キスできなくてもべつにいい」というのも男のホンネです。おっぱいと同じです。大きなおっぱいを見たら揉んでみたいと思うのが男ですが、でも同時に「揉めなくても別にいい」と彼は思っています。
■お酒が入ったとき
お酒が入ると途端にキス魔になる女子がいるのと同様、お酒が入ったら「キスしてぇ!」と激しく思う男子がいます……というだけのことですね。だからなに? もなく、単純にお酒がもたらす効果。
■夜、寂しいとき
夜、寂しいとき、ベッドに入って枕を彼氏に見立てて抱いてキスする女子がいるように、男子も寂しい夜は枕にキスしています。「彼女とキスしてぇ! 付き合いてぇ!」と激しく思いながら。
■ぷにぷにのほっぺを見た時
女子が、たとえば同級生の女子のぷにぷにのほっぺを触ってみたくなるとか、キスしてみたくなるとか、そういう時があるように、男子も女子のぷにぷにのほっぺにキスしたくなる時があります。イチゴ大福の、あの白くてとても繊細な表面が人をひきつけてやまない、というのと似ている感覚だろうと思います。
つまりこちらも「あひる口」と同じで、キスしてみたいと一瞬思うけれど、でも別にキスできなかったらできないでOK、みたいなものです。
ぷにぷにの女子のほっぺを見るたびに「なんとしてもキスしてぇ!」と激しく悶絶したのでは、男子はカラダがいくつあっても足りないから。
いかがでしたか?
女子として、彼がキスしたいと思う時を探るのは、それはそれでいいと思うんですが、問題は彼がキスしてきた後です。
たとえばあひる口にキラキラのグロスを塗って、彼の「キスしたい欲求」に火をつけ、実際に彼がキスしてきてくれたとしますよね。そのあと、どうしますか? ということです。
そのあとハダカになる覚悟があるのなら、ふたりの関係はそれでうまくいくかもしれない。でも「キスだけでいいのに、どうしてエッチしようと言ってくるの?」と彼女が言えば、すべてが台無しです。
ものがわかっているオトナな彼であれば話は別ですが、大勢の男子はまだものがわかっていないので、キスしたら「最後まで」という思考になります。
問題は、そういう彼の思考に女子としてどう対応するか、です。「覚悟」がないのならキスはしない――ホントはこれが一番いいんですが、男女ともに異性のことに関しては耳歳増なこの時代、さてどうしたものですかね。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)