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名物は「国会カレー」。 議員だけが入れる食堂!?国会議事堂の食堂〈参議院議員食堂〉を潜入レポート!

  • 2018.7.27
Hanako.tokyo
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2018.07.27

名物は「国会カレー」。議員だけが入れる食堂!?国会議事堂の食堂〈参議院議員食堂〉を潜入レポート!

昭和11年(1936年)11月に竣工した国会議事堂。その2階に、議員のための食堂があるのをご存じだろうか普段は一般公開されていない、「参議院議員食堂」を今回特別にご紹介。80余年の時を刻む異空間へ、いざ。

未知の参議院議員食堂で、国会名物メニューを味わう。

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約5mの高い天井、そこから灯るシャンデリア、壁や天井に施された繊細な意匠などが、最高峰の技術で建設された当時の姿を伝えている。竣工当時、いかにモダンで贅沢な空間だったことか!希少な国産大理石を使用した壁、ふかふかの赤絨毯…食堂への道筋だけでも、歴史的建築を訪ねる高揚感に胸が躍る。

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参議院議員食堂は〈レストランモア〉と〈初花〉の2店が料理を担当し、前者が洋食系を、後者が鮨や和食を提供する。ベルベット地のイスで名物の「国会カレー」をいただくのは、ここでしかできない体験だ。和牛と玉ねぎ、23種の野菜ジュースを煮込んだ「国会カレー」700円。抗酸化に優れたアホエンオイル付き。

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議員バッジを模した菊型のご飯が特徴の「国会弁当」1,000円。本日のお味噌汁はホタテ。残念ながら利用は議員や館内で働くスタッフに限られる。しかし知る人ぞ知る存在だからこそ、これほどまでに変わらぬ姿を保てたのだろう。あまたの議員の胃袋を支え、日本の歴史とともに在り続ける、ここもまた食堂の原風景の一つなのだ。

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希少な国産素材で建造された博物館のような空間。一般公開されていないが、議員が同席すれば外部の者も利用できる。

〈参議院議員食堂〉
■東京都千代田区永田町1-7-1

(Hanako1156号掲載:photo : Tomo Ishiwatari text : Yoko Fujimori)

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