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全世界が見守った、性差を超えた伝説のテニスマッチ『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』【今月のプロ押し映画!】

  • 2018.7.27
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全世界が見守った、性差を超えた伝説のテニスマッチ『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』【今月のプロ押し映画!】
2018.07.27 18:00
女子現テニス世界チャンピオン29歳 vs 男子元世界チャンピオン55歳。1973年、全世界を釘付けにした世紀の一戦は、スポーツ界はもちろん、時代をも変える熱い戦いとなった。実話に基づく感動の物語。

Photo: Everett Collection/AFLO

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女子の優勝賞金が男子選手の1/8だったというのが1970年代のテニス界。その理不尽に怒りの挑戦状を突きつけたのが当時の女子世界チャンピオン、ビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)だ。そんな彼女に対して、女に何ができるとバカにして挑発するのが55歳の元男子世界チャンピオンのボビー・リッグス(スティーブ・カレル)。1973年、彼らのテニス対決が実現した。


ビリー・ジーン・キングは29歳。夫と2人3脚で全米各地をめぐって試合に勝利、女子選手ナンバーワンの座に就いているが、美容師のマリリン(アンドレア・ライズブロー)に誘われ、彼女に魅了されたことから恋が始まった。同性愛の恋の始まりはひた隠し。けれど、ビリーを思って身を引くことも考えるマリリンを本気で愛するようになったビリーは、夫ラリー(オースティン・ストウェル)にありのままを告白したが、すべては試合が終わってから、という状況の下で男女の平等を賭けた試合が始まる。


全世界で9000万の人々が見た、という試合の様子を見せながら、ヴァレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン監督は、世界最高の女子テニス選手の同性愛と彼女の強い意志の力の行動を見つめている。


男女不平等から差別と偏見に満ちたLGBT問題における闘いの時代を経て、オープンに語られる時代になったいまだからこそ生まれた映画。『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン、『カフェ・ソサエティ』のスティーブ・カレルがシリアスもコメディもいける芸達者ぶりを見せる。

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

公開中

配給/20世紀フォックス映画
http://www.foxmovies-jp.com/battleofthesexes/

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