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ヘンリー王子とエルトン・ジョン、エイズ予防団体を設立。

  • 2018.7.26
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ヘンリー王子とエルトン・ジョン、エイズ予防団体を設立。
2018.07.26 12:30
ヘンリー王子エルトン・ジョンが、世界的なエイズ予防を目指す団体を立ち上げる。

ヘンリー王子エルトン・ジョン。Photo: Michael Kovac/Getty Images for EJAF

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ヘンリー王子エルトン・ジョンが、世界的なエイズ予防を目指す団体を立ち上げる。2人は今週からアムステルダムで開催されている第22回国際エイズ会議に出席し、2030年までのエイズ撲滅を目標にした団体「ザ・メンスター・コアリション」の設立を発表した。


アフリカのHIVに関する慈善団体サンタバリーの共同設立者でもあるヘンリー王子は、今回、同じくこの病気の治癒に向けて1992年に自ら基金を立ち上げてもいるエルトンと協力し合うことは名誉だとしてこう話している。


「仕事を通して常に人々を中心に据えてきたある人とこの壇上を共にすることは名誉に尽きます。四半世紀にわたって彼は休むことなく、世界中の研究施設やコミュニティに援助をし続けてきました。今日、次なる試みを発表するため彼はアムステルダムにやって来ました。10億ドルの国際的パートナーシップを通し、男性によるHIV感染サイクル、特にサハラ砂漠以南の地域によるそれを断つのです」。


一方、自身の基金を通してドナルド・トランプ大統領のエイズ救済緊急計画PEPFARにも参加しているエルトンは、こうコメントした。「4半世紀前にエルトン・ジョンエイズ基金を立ち上げてから我々のゆるぎない信条として、誰も置き去りにはしないということがあります。PEPFARとのパートナーシップもその精神を受け継いでいます。サハラ砂漠以南の地域でのLGBTコミュニティは差別と孤立に悩まされています。そしてHIV感染者の多くが適切な処置を受けることができないでいます。私たちがこの基金を通し成し遂げてきたことを誇りに思うと共に、更なる継続を願う所存です」。


そしてヘンリー王子はエイズ撲滅には若者への教育と新たなテクノロジーが不可欠だとしてこう続けた。「HIVと共に生きる人々にサービスを提供しつつ彼らの膨大な可能性を引き出すこと、また、若者たちの導き手となり彼らの頼りの場になるプラットフォームを作ることが必要です。新しい、力あふれる、革新的な解決法が未だかつてないほど必要とされています。エルトンとザ・メンスター・コアリションによる活動はまさにそれを体現するものとなるでしょう」。


一方、エルトンはこうも話している。「(24歳から35歳までの男性の)若者たちの間で唯一HIVの感染率が下がらずに上がっているのです。(プロジェクトには)男性を引き込まなくてはいけません。特に若い男性を仲間として迎え入れる必要があります」。

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