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世界各国の「日本ではありえない」結婚式を調査!ドイツ・メキシコ・ノルウェーの花嫁衣装や伝統行事

  • 2018.7.19
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結婚式で指輪交換をする夫婦の画像

結婚式の花嫁衣裳

チャイナドレスを着てブーケを持った女性の画像

5月28日放送の「ZIP!」(日本テレビ系)では、世界各国の結婚式を調査。衣装や行事など国ごとにまったく異なった伝統が存在し、式に込められた思いもさまざま。番組では、日本に訪れていた外国の人たちに自国の結婚式の様子をインタビューしていきました。

ノルウェーから来た女性が教えてくれたのは、伝統的な花嫁衣装。ノルウェーには「ブーナッド」と呼ばれる民族衣装があり、結婚式では花嫁がこのブーナッドを着て参加します。ノルウェーの子どもたちは15歳のときに成人式のような儀式に参加するのですが、教会で受け取るブーナッドは一生ものの大事な1着。

ブーナッドは結婚式だけでなく、卒業式や建国記念日、クリスマスなどあらゆるお祝いごとで活躍する衣装になるのです。地域によってデザインや刺繍の模様が異なり、映画「アナと雪の女王」でアナが着ている衣装もこのブーナッドがモデルになっているそう。

香港の結婚式では、ドラゴンや不死鳥など縁起のいいモチーフがたくさんあしらわれたチャイナドレスを着用します。香港は風水が盛んな地域のため、装飾品にもこだわりが満載。例えば胸元には母豚と子豚をかたどった飾りがあり、この飾りには「より多くの子宝に恵まれますように」という願いが込められています。

変わった行事で新郎新婦をお祝い!?

食器がセットされた結婚式のテーブルの画像

結婚式の中身にも変わった伝統があり、メキシコでは新郎新婦へのプレゼントを持って参加者が踊るのが恒例儀式。プレゼントは冷蔵庫やテーブル、ソファーなど大きな家具が多いのですが、数人で担ぎ上げて音楽に合わせて愉快に踊ります。メキシコは大家族が多い国なので、参加者も合計400人を超えることが。参加者が多い分、盛大でにぎやかな式になるのでしょう。

ドイツでは式の最中に「花嫁誘拐」というゲームが始まることがあり、新郎は誘拐された新婦を町中探し回らなくてはなりません。新婦が4時間近く見つからないこともあったそうで、新郎はかなりヘコんでしまったとか。スリリングな分、結婚式で一番盛り上がるイベントとして人気を集めています。

式で出される食べものにも国ごとの特色があり、ロシアでは披露宴が始まる前に新郎新婦がパンに塩をつけて食べる儀式が。塩パンはかなりしょっぱい味がするため、「これが人生最後のつらいことであって欲しい」という思いで食べるそう。夫婦で初めて乗り越えるしょっぱい試練というのも、後で振り返ればいい思い出になりそうですね。

日本とはまったく異なる世界の結婚式。国際結婚などで実際に経験している日本人も多いようなので、気になる人は調べてみては?

 

文/プティ・キョーコ

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