MCMが、世界中を飛び回るノマドのためのコレクションを発表。

1976年、ドイツ・ミュンヘンで誕生したMCM。ラグジュアリートラベルアクセサリーブランドとして知られるMCMが去る6月、フィレンツェのピッティ・ウオモにて新デザインチームによる2019春夏コレクションを発表。ブランド初となるレディ トゥ ウェアのコレクション“ルフト”はモジュール式のジェンダーレスな服で、あらゆる都市や国を縦断しながら自由に移動を続ける21世紀のグローバルノマドのためにデザインされた。ショーでは、スカイダイビングなど空中スポーツからインスピレーションを得た幻想的な演出が繰り広げられ、会場のゲストたちはまるで雲の中を旅するような感覚を体験した。

パラシュートで空から舞い降りてきたかのような、軽快なノマドスタイル。

コレクションのタイトル“ルフト”はドイツ語で「空気、大気」を表す。空に関わるスポーツにヒントを得たアイテムは、スカイダイビングのユニフォームをおもわせるシルエット、ウェストや袖まわりにはパラシュートのベルトモチーフをあしらい、アウターにはさまざまなデバイスを収納できるポケットを付けるなど、ハンズフリーでどこへでも移動できる機能的なデザインになっている。

ボディバッグやIDタグなどさまざまな用途に使えるバッグは、ウェアのアクセントに。

今回のコレクションでひときわ目をひくのが鮮やかなカラーと素材のディテールだ。ブルーやグレーなど空をイメージしたものや、オレンジやイエロー、レッドといったワークウェアを思わせるヴィヴィッドなカラーパレットに、メタリックやホログラフィックな素材を加えて光の反射や屈折をプラス。さらに形状記憶ウールやプリーツ加工、リサイクルフェザーを使用した透明で超軽量なファブリックなども取り入れ、ヴィヴィッドでコンテンポラリーなMCMの世界観を表現した。

スポーツウェアとワークウェアのエッセンス、さらに機能性をコンテンポラリーに昇華させた未来的なコレクションで、MCM の世界がスケールアップ。

コレクションではウェアのほかに、シグネチャーバッグやレザーグッズ、アイウェアやシューズなども展開。MCMの伝統を象徴するトラベルアクセサリーにはレザーのバックパックのほか、フックやチャームなどでカスタマイズできるパラシュートバックパックで、個性的なコーディネートが可能に。未来的なスタイルの足元にハイテク素材で動きやすいシューズを合わせれば、カッティングエッジなノマドスタイルの完成だ。

●問い合わせ先：MCM FASHION GROUP JAPANtel:03-5159-3883www.MCMWorldwide.com