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バリキャリ女は結婚にプラス? マイナス? あなたの「超絶仕事人」度チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第20回】

  • 2018.7.9
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前回、仕事は絶好調、けれども夫婦仲がギクシャクしてきてしまった絵里奈さんのケースをご紹介しました。



絵里奈さんは「私は変わっていないのに、夫が変わってしまった」と思っています。けれども夫の茂樹さんは、「変わったのは妻のほう」だと感じていました。

妻が自分を追い越して昇進した時、悔しさを感じなかったと言えばうそになりますが、妻のために一緒に喜んでやろう、妻を応援してやろうと茂樹さんは思ってました。けれども、忙しさを理由に家事を放棄し、夫を見下して「ヒマなあなたがやればいいじゃない」と開き直る妻の態度に、不快感をつのらせ始めます。

初めのうちは、夫婦間の雰囲気を改善しようと妻をねぎらう外食を計画したりもしました。ところが妻は、仕事を理由にドタキャン。さらに、妻の部屋にはいつの間にかソファベッドが設置され、完全なセックスレスに突入しました。

そのうえ妻には、夫の社内での微妙な立場に対する配慮がまったくありません。上司には「奥さんに負けず頑張れ」とイジられ、後輩には妙に気をつかわれ…。これも、茂樹さんのストレスになっていました。

社会的ポジションで女性に追い抜かれた男性は、女性が想像する以上に敏感になっていることが多いもの。知らず知らずのうちに、夫のプライドを傷つけていないか、自分の言動を振り返ってみてください。

■「バリキャリ系モンスター 超絶仕事人」度チェック

ここでは、あなたの「バリキャリ系モンスター 超絶仕事人」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?

1. 自分で言うのも何だが、自分は「デキる女」だと思う。

2. 自分が忙しい時に、夫が自分をフォローするのは夫婦として当然のことだ。

3. 今どき「男のプライド」がどうのと言う男性は面倒くさいし、時代遅れだと思う。

4. 「物言いがキツイ」「ハッキリ言い過ぎ」などと評されたことがある。

5. 「良妻」や「賢母」「すてきな奥さん」などというあいまいな評価よりも、会社で仕事による評価を得たい。

6. 仕事かプライベートかと聞かれたら、躊躇(ちゅうちょ)なく仕事を優先する(休日出勤もいとわない)。

7. 忙しさや疲れを理由に夫婦別寝、セックスレスになるのは、仕方がないことだ。

8. 仕事が忙しい時には、身なりになど気をつかっていられない。

9. 自分より「デキない」女性が、男性にチヤホヤされているのを見るとムカつく。

10. 女子力を武器に立ち回っている女性を見ると、激しい嫌悪感を抱く。





■あなたの「超絶仕事人」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果

「バリキャリ系モンスター 超絶仕事人」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。

○の数が3個以上6個未満は、超絶仕事人度「C」(「妻としての自分」を忘れ始めていませんか?)

○の数が6個以上8個未満は、超絶仕事人度「B」(夫はあなたとの夫婦としての生活に、不満を抱き始めています)

○の数が8個以上は、超絶仕事人度「A」(夫婦仲は冷え冷え。夫には「もう仕事だけしてれば?」と思われているかも)



能力があり、努力も人一倍していて、仕事を評価されている「デキる女」。それは素晴らしいことです。

けれど、いくら「デキる」からといって、自分の社会評価をふりかざし、夫の心情に対する配慮を怠るのはNGです。夫に妻のサポート役を強要してはいけません。むしろデキる女は、より夫のプライドに配慮しなければならないのです。この点が、単純に「デキる男」=「魅力的」と見なされる男性の場合とは異なります。

しかし、そんな現実をどれだけ不公平だとなげいても、夫婦仲はこれっぽっちも改善しません。「これだけ男女平等が進んだ世の中で、『男のプライド』なんて言われても…」という気持ちもわかりますが、そう言ってみたところで何の解決にもならないのです。事実、時代に男女の役割が追いついていません。

ここは一枚上手の妻が、家庭でもその手腕を発揮するのが一番です。以下の項目、できていますか?

・夫に何か頼みたい時には、「命令」口調になっていないか注意して、できる限り相手に快く受け入れてもらえるよう意識する。
・日常生活の中で、夫に花を持たせることができる機会がないか、常にアンテナを立てておく。
・忙しくても、セックスレスにならない努力をする。
・おしゃれや体形にも気を使ってみる。

デキる女の妻が家では優しく、セックスも一緒に楽しめ、女子力まで高かったら? 夫はそんな妻に夢中になります。喜んでサポートしてくれるようになります。一枚上手の女性はセルフプロデュースのみならず、夫婦間プロデュースもできるのです。

多忙な現代女性には、かなりの難題であることは百も承知です。「女性の方が損じゃない」という声も多々聞こえます。ただ古来から、男は強くて家族を養い、女はおだやかで可憐(かれん)なたたずまいで男を支えるというイメージが男性側のDNAにインプットされていますので、恋愛にはなかなか平等感覚が持ち込みにくいのでしょう。特にセックスに顕著にあらわれます。

プライドを傷つけられた男性は、セクシー脳が機能しなくなります。けれど、上昇志向を持ち、結婚生活を円満にしたいと願う女性なら、そのトラディショナルなイメージを保つことがきっとできます。

仕事を一日休んで、家にいて夫にありあまる愛を注ぐ…くらいの愛の見直しデーをもうけてくださいね。

(三松真由美)

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