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女の子の前髪カット「不器用ママでも失敗知らず」かわいく仕上がる4ステップ

  • 2018.6.29
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娘の前髪カットくらいなら「美容室に行かずに、私が…」と考えるママは少なくないはず。ところが、いざ子どもの前髪カットをしてみると、意外に難しい…。切りすぎてしまった、もしくはガタガタになってしまって大失敗! という経験のあるママも多いのではないでしょうか。子どもの髪の毛はスグ伸びるとはいえども、失敗してしまうと、ちょっとショックですよね。

そこで、前髪カットのためだけに美容室に行くのは時間もお金ももったいないけれど、自分がカットするとほぼ100%の確率で失敗してしまう…というママに向けて、子どもの“ちょい前髪カット”のコツをご紹介します。ご自身もママである、ヘアメイクの森田めぐみさんに聞きました。

お話をうかがったのは…
Hair&Make-up/Nail 森田めぐみさん
フリーランスのヘアメイク。広告・TV・雑誌などさまざまな媒体でタレントやモデルのヘアメイクやネイルを担当。4歳(男の子)と1歳(女の子)の2児の母になった現在は、家事に育児に忙しいママ達のために時短メイク術を日々研究している。

■女子心くすぐる「美容室ごっこ遊び」で前準備

まずは準備からスタート。「女の子の場合、 “美容室ごっこ”と遊びも取り入れつつセットをしてあげると、その気になってくれることが多いんです」と森田さん。ただし、顔周りやえりあしに切った髪の毛がかかってチクチクすると、子どもの集中力が途切れてしまうこともあります。ムードを盛り上げるだけではなく、準備も万端にしておきたいものです。

準備といっても、用意するものは「フェイスタオル」と「大きいごみ袋」の2つのみ。ごみ袋は2辺を裂き、1枚の状態にしておきます。首のまわりに巻いたタオルの上に、1枚にしたごみ袋を巻いてセロハンテープで止めます。これで、立派なカットクロスの完成。


髪の毛が床に落ちるのが気になるママは、新聞紙やレジャーシートを敷きましょう。ただ、前髪を切る時は基本的にぬらさず切る“ドライカット”がオススメなので、終わった後にさっと掃除機をかけるほうが時短になります。

「床が汚れるのがイヤだからと、入浴中に子どもの髪を切るというママも多いですよね。ですが髪の毛がぬれた状態で切る場合、乾くと根元が浮くために、予想より短く仕上がってしまいます。切っている時の長さ感覚がわからなくなって失敗の原因となりますので、あまりオススメできません」(森田さん)



■「ブロッキング」が要! 女子カット成功の4ステップ


「女の子の前髪を切る時は、必ずブロッキングをしてください。これが面倒なようでいて、結果、時短ヘアカットとなります」と森田さん。

ブロッキングは、前髪を表面(外側)と内側に分け、表面部分をダッカールやクリップなどで上に止めておくだけ。まずは下ろしたままの内側部分から切っていきます。内側を先に切ることで、切りすぎてしまってもゴマカシが可能に。また、切る部分を分けることで、格段にやりやすくなります。

「ダッカールやクリップは痛いとイヤがる子もいます。子どもがイヤがることは無理に強要せずに、ゴムで止めるなど工夫してみて」(森田さん)

【手順別・女の子の“ちょい前髪カット”のコツ】

1. 内側は、右サイド・センター・左サイドの3つに分けて切っていきます。両黒目の間くらいをセンターとして、そこからスタート。カットバサミを上斜め45度に少しずつ入れていき、切りたい長さまで切ります。


2. センターを切り終えたら、次はセンターの長さに合わせてサイドを切ります。反対サイドも同様に。


3. 内側の髪の毛の長さがそろったら、ダッカールを外し、表面の髪の毛を下ろしましょう。内側の髪の毛の長さに合わせて表面の髪の毛を切っていきます。この時もハサミは斜め45度に少しずつ入れること。


4. 全体を切り終えたら、最後にすきバサミで調整するとスッキリとした仕上がりに。カットバサミだけだとどうしても前髪の厚みが出てしまうので、少しすきバサミですくだけでも、丸みを帯びた自然でかわいらしい前髪になります。



■ブロッキング技マスターで「後ろ髪もスッキリ」


前髪だけではなく、後ろ髪も少しだけスッキリさせたい。そんな時は、前髪で使った「ブロッキング技」を使えば、意外と簡単に切ることができます。

スッキリさせる時に切るべきは「内側の髪の毛」。写真のように、表面の髪の毛をダッカールで上に止めておきブロッキングをします。先に後ろ側を切るので、両サイドも止めておきましょう。


ここでは、すきバサミを使うのがオススメ。髪の毛の長さを変えることなく、すっきりとさせることができます。毛先をくるくるとねじって、3回くらいに分けてすきバサミを「チョキン、チョキン、チョキン」と入れていくだけ。サイドの毛も同様に。全体のバランスを見ながら切っていきましょう。

【before】



【after】



前髪カットは、事前にブロッキングしてパーツ分けすることで、失敗がグンと減ります。さらにポイントは「ぬらさないドライカット」と「ハサミを斜め45度に持ちながらちょっとずつ切る」こと。これならカットが苦手なママでも簡単に実践することができそうです。

取材・文/aica
モデル/松崎凜

(ライターチーム123)

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